映画館でパニックになる自閉症児が、平気で行けるようになるコツを解説

子供達の事

こんにちは、sally です。

2人の自閉症児を育てています。

・特別支援学校に通う小学5年生の娘
新しい場所や知らない場所が苦手でパニックになりがち

・特別支援学級に通う小学3年生の息子
新しい場所や知らない事にチャレンジしたくてたまらない

・うちの子も自閉症だけど、特定の場所が苦手なのはなぜ?
・常にパニックになりがちだけど、自閉症の子と映画館へ行ける日なんて来るの?

そんな、疑問をもっているかたは大集合してください。

行けます!

実は、多くの自閉症児が行けない場所や、出来ない事があるのは、必ず理由があるからです。

なぜなら娘も、暗い場所、大きい音、新しい場所、知らない所に近づくだけでパニックになって大暴れしていました。しかし、成長と共にだんだんと苦手な事が分かるようになり、不安や不快になる原因を取り除いてあげる事で出来る事が増えたからです。

今回はその中の、映画館へ行けた理由をお伝えします。

この記事では
  • なぜ、映画館に近寄る事も出来なかった自閉症児が映画館にいけたのか
  • 映画を、最後まで見る事ができたのか
  • 映画館に行けない理由はなんだったのか

誰かのお役に立てれば、幸いです。

自閉症児と映画館にける秘密

結論:事前準備です。

準備するもの
  • 映画情報の調査
  • 恐怖回避グッズの準備
  • スケジュール準備

なぜ、事前準備が必要かと言われれば、自閉症児達の困っている「困り感」を取り除いてあげる為です。

前提条件として、娘の特性はこちら

・視覚優位(耳からの情報は入りにくい/入らない場合が多い)
・ほとんど、コミュニケーションが取れない
・新しい場所に向おうとするとパニックになる
・する事を与えてあげないと、同じ場所に長時間居れない

それでは、解説していきます。

映画館の調査

何を調査したかというと、こちら。

  • 何を見るのか(子供達が見れるものなのか)
  • 放映時間スケジュール(なるべく人の少ない時間)
  • 上映時間(大体90分で完結して欲しい)

調べた理由は、子ども達(特に娘)に説明する為です。

何を見るのか」の問題に対しては「アニメ」。
理由は、アニメを見慣れている娘が怖がらない為と、アニメ好きの息子の為。

放映スケジュール」の問題に対しては、賭けに出ました。
年末だったため、昼間は込んでいる為、私の踏んだ予想は・・・

さすがに
12/30~12/31の、レイトショーなら人もいないはず。

「入場料が無駄になっても、人が多すぎて、ダメだったら出よう。初回だし入れただけで充分合格」と思っていました。

そして選ばれた映画は「グリンチ」

記念に、今でも映画の半券を持っています。

恐怖回避グッズの準備

以前に、記事にしましたが娘は聴覚過敏があります。
聴覚過敏への対策のおすすめは、こちら

しかし、映画館の音と言えば「過敏レベル」を超えて「爆音」です。

知らない爆音の恐怖を消すには「知っている爆音」しかありません。

知らない爆音 VS 知っている爆音

という訳で準備したのが、ipod。
私がスポーツをするときに利用していたipodに、娘の好きな音楽を沢山インストールしていきました。


そして、もう一つ大事なのが、おやつ。

飴やグミなどを準備していきました!

映画に慣れる為!
夜だけど、冬休みだし大サービス~

スケジュールの準備

調査した映画情報と、準備した回避グッズを、スケジュールにします。

当時は既に、字も読めましたが念には念をという事で「絵」も添えたりしました。

ちょっと長いですがこんな感じ(いつも、こんな感じでスケジュールを提示します)

  1. お風呂→ドライヤー→トイレ
  2. 映画館へ行く
  3. 映画を見る(事前準備したグリンチの写真を貼っておく)
  4. 映画中は大きな音が出るので、ヘッドフォンで音楽を聴く
  5. 映画は長いので、飴をなめたりグミを食べる(時計のマークとかも書きます)
  6. 映画終わり
  7. お家へ帰る
  8. 手洗い→歯磨き→トイレ
  9. 薬飲む
  10. 寝る

これ以外にも、映画館が暗い事と音量が大きい事を絵で伝えました。

YouTubeを利用して、グリンチのプロモーション映像も自宅で見せてから向かいました。

映画館での様子

なんと、グリンチの最後まで映画館に滞在できました。

成功の秘訣①
  • ラッキーな事に無観客だった事
  • スケジュールが理解できた事
  • 音楽やおやつは彼女にとって嬉しい出来事である事
  • そして、きっと本人も入れた事「達成」が嬉しそうだった

   

だた単にラッキーだったのですが、狙った読みが当たり、無観客でした。

つまり、私達だけしかいない状況。

人の多さがストレスに繋がる娘にとっては、ものすごくラッキーでした。

お陰で、映画終了まで映画館に滞在する事が出来た。

   

成功の秘訣②
  • 映画を見る事を主としなかった事
  • 映画館でおやつを食べる事
  • 映画館で音楽を聴く事を主とした事
  • 映画館がなぜ大きな音がでるのか、そして暗いけど問題ない事を理解したと思います

いつもは、映画館近くで震え上がりパニックになる娘が、スケジュールを握り締め始めて映画館へ入った時には正直泣きました。

やっぱり、理由が分かれば出来る自閉症の子達。

そして、映画館で「怖い」の言葉もでましたが、スケジュールを一緒に確認しipodを聞いていました。

途中、踊ったりもしてしまいましたが、無観客という事で自由にさせました。

途中からは、ipodを自ら外し、椅子に座って大音量のグリンチを見ていました。

この日を境に彼女は、映画館が大好きです。

まとめ

  • 不安を取り除いてあげれば、苦手な映画も克服できる
  • 理由が分かれば、自閉症児だって何でもチャレンジできる
  • その為には、支援者が少し頑張る必要がある

家族で映画が見れる。

私の夢が叶った日でもありました。

息子が「○○ちゃん、映画来れたね。次からは一緒に見れるね」と言ったのも印象的でした。

出来なかった事が、出来るようになる。
それを家族で喜べるのは、自閉症育児の醍醐味です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
見なさんの夢も叶います様に。

自閉症の事を少しでも沢山の人に知ってもらえたらと思っています。
そして、それを機に世の中には本当にいろんな人がいる事を認識し、出来る範囲で支えあいながら
皆が暮らしやすいように 生きていけるといいなと思っています。

下記クリックしていただくと、沢山の参考になるブログリンクに飛びます。
クリックしていただくと私も励みになります。応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ
にほんブログ村

障がい児育児ランキング