自閉症児と映画館に行けるまでにした事

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こんにちは、sally です。

 

昨日、昔の4年前のSNSを見ていて思ったんです。
その頃の夢は「子供と一緒に映画に行く事」でした。

映画館に、近寄る事も出来なかったうちの子。
自閉症児の我が子と映画館に行けるまでにした事をお伝えしようと思います。

 

自閉症児を育てるご両親の皆さん。
週末の土日育児で「自閉症児が映画に行けたらな~」と思った事ないですか?

数年前の私は、切に願っていました。

sally
sally

我が子達と映画に行けたらな~

その不純な理由はこちら。

・映画好きの母親が、単純に映画館に行きたい
・常に、何をするか分からない自閉症児が90分、椅子に座ってくれていたらどんなに楽か。
・椅子に長時間座りたい
・土日の育児の運動量を減らしたい

そんな、課題を沢山抱えた我が家が、母娘息子のトリオで映画館へ行く夢があっさり叶った日が来たんです。

その、経緯と理由をお伝えしていきますね。

自閉症児にとって映画館とは

sally
sally

映画館に行けないってどういう事?と、思う人もいるかもしれません。

不安感や生き辛さを沢山抱えた自閉症児たちは、その傾向が強ければ強い程、みんなが当たり前に行ける場所へ行けません

その場所が嫌いなのではなく、不安で恐怖で行けないのである。

なので、一部の自閉症児にとっては、映画館なんて「恐怖の館」か「禁断の城」「お化け屋敷」でしかありません。
理由はこちら。

・大きな音
・暗い
・喋る事が出来ない
・駆け回る事も出来ない
・予想がつかない
…数え上げるとキリがなさそう。
自閉症児も様々ですが、我が家の自閉っ子達は全くタイプが違います。
2人を例にとってあげます。
【娘】
・新しい場所、知らない場所、予想がつかない場所は苦手
・人混みも、大きな音が出る場所も、無意味に暗い場所も苦手
・苦手な場所では大きな奇声が出る
・長時間椅子に座る意味が理解できない
→と言うわけで、映画館付近に連れていくとパニックになる事が多かった。
【息子】
・新しい場所や、知らない場所、予想がつかない場所も好奇心いっぱい
・人混みも、大きな場所も、無意味に暗い場所も大丈夫
・苦手な場所はいく事が出来ない
・長時間椅子に座るのは得意、逆にみんなと一緒に活動が出来ない。
→と言うわけで、色々ありますが映画館大好きです。
「映画館に怖くて近寄れない娘」と「映画が楽しみで仕方ない息子」

まずは、息子と3回ほど映画を見に行きました。
いざとなった時に、娘にとって「映画を知っている先輩」として、そして「同じ子供同士」として心強い存在として、活躍してくれると信じていたからです。(いつも息子に頼りっぱなしですが…)

当時、年長児だった息子も、始めは音の大きさに怖がっていたけれど、すぐに克服しました。

娘を映画館デビューさせる、3つのキッカケ

 

sally
sally

息子と2人もいいけど、本当は娘と3人で、家族そろっていきたいよ~

要はチャンスを見計らっていたんです。
それは、どんなタイミング???

・映画館に人が少ない
・そんなに子供にメジャーでない映画(子供達が集まってこない様に)

・娘の成長を感じる程、穏やかな日が続いている

この3つが揃っていれば行けるかなと思ってました。
先に結果をお伝えします。

sally
sally

小学校3年生の冬休み。
2018年12月30日、20:50~のレイトショー。
映画グリンチ
娘が映画館デビューしました。

 

sally
sally

映画館近くを通る事も怖かった娘が、とうとう…映画館の中へ。
アホかと思われるかもしれませんが、母泣きました。

 

どうやって映画館に入れたのか?

どうやって映画館に入る説明をしたのか?

そもそも、映画を見るというよりは、こう説明しました。

【映画を見に行くわけじゃない、iPodで音楽鑑賞をしに行こう】

・大きい音の出る場所に行くと、絵をかいて見せる
・真っ暗である事も、絵を描いて見せる
・知らない映像が流れる(グリンチを見たので、そのプロモーションビデオをYouTubeで見せておきました。)
・ポップコーンを食べに行く(慣れる為には、お金も使います)
・そこでiPodを使って音楽鑑賞をしよう

これだけじゃありません。
不安感の強い娘にはパニックを避けるために、次のステップもスケジュールで示しました。
過剰に見えますが、一部の不安の強い子達は、そこまでも気になります。

映画終わる→家に帰る→トイレ→歯磨き→寝る
※人が少ない時間を狙ってのレイトショーなので、風呂も食事も済ませパジャマにコートを着せて連れていきました。

映画中はどうだったのか?

 

sally
sally

神様も、我々の人生には映画鑑賞が必要だったと思ってくださっていたようです。

繰り返します。
映画グリンチ2020年12月30日 20:50~レイトショー
我が家以外誰もいませんでした。
まさかの、貸し切りです。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

娘は映画を見に来たわけではありません。
巨大な暗い場所で、大音量で、真っ暗な所に、ポップコーンを食べながら、iPodで音楽を聴きに来たのです。

踊っちゃいますよね。
踊ってもいいんです、今日は。
だって誰もいないから。
時に声掛けをして、座る練習。

ここで娘が得たもの。
・映画館は暗いけど、怖い場所じゃない
・映画館は大音量だけど、お化けが出るわけじゃない
・映画館は映像が流れている
・映画館はポップコーンが食べれる
・映画館は終わったら、ちゃんと家に帰れる。
言葉では伝わらない娘。
絵カードで示された方がまだましだけど、それでも不安でしょうがない娘。
実体験を受け入れ、成功を積む事が何よりうれしい娘。
そして、最後に息子が言った言葉が印象的です。
「○○ちゃん(娘の名前)、映画みれたね。今度から3人で行けるね」
そうだね。

いつか、トリオで映画デビューしたいという、母の夢を子供達が叶えてくれました。
子育ての時間は短いし、思い出はいっぱい欲しい。
旅行やレジャーもいいけれど、金銭的にも精神的にも我が家には簡単な事じゃない。

それじゃあ、手軽に繰り返し行ける非日常って何?って考えた時に「映画」がずっと心の中にあったんですよね。

その後の我が家の映画事情

言葉をコミュニケーションに使用しない娘は、何を思っているのか分からない事が多いです。
でも、映画楽しかったみたいです。映画館入れた事、嬉しかったみたいです。

踊りと、表情でわかります。

その後は繰り返し映画に行っているし、数か月前から映画に行く事をカレンダーに示すようにしています。
娘も公開までの間、繰り返し、カレンダーで、公開日を確認して、嬉しそう。

 

子供は凄い。

駐車場や公園もいけない所があった娘。
テレビのCM映像もパニック起因だった娘。

そんな娘が、映画館へ行ける日がくるなんて、思ってもみませんでした。

でも、そう思っていたのも、つい4年前。
大人である私は、4年やそこらじゃ、ここまで何かを克服したり乗り越えたりしない。

子供と言うのは、大人の想像を超える程、成長していくのですね。

そして、自閉っ子達は、悪気があって大人を困らせているわけではありません。
本人が困っているから、それが行動として、大人を困らせているんです。

私は、自閉症という特性を持ち合わせていないけれど、だからと言って、子供達より偉いわけでも正しいわけでもありません。

私は母親であり、大人だけれど、本当は立場が逆転している時も多く、多くの失敗や迷惑をかけているのは私の方。

それをいつも許してくれるのは子供達で、いつも「ごめんねとありがとう」の気持ちでいっぱいです。

お互い納得のいかない所も沢山あるけれど、そういうところを認め合えれば、きっと素敵な人生を歩めると信じています。

社会性をみにつけるって、皆からはみ出さない様にすることではなく、人は皆違いがあると理解する事なんだと思っています。

そうであります様に。
出来るだけ早くから、できるだけ最後まで。

 

sally
sally

ママの映画に行く夢をかなえてくれてありがとう。

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