コミュニケーション無しの自閉症児が、読み書きを覚えた理由

子供達の事

   

こんにちは、sallyです!

   

私には自閉症の子供が2人います。
2人とも、低年齢の頃から文字を覚えました。

   

文字を覚える事で1日のスケジュールや、町の中の説明書きを確認できます。

   

自閉症児が文字を覚える事の一番のメリットは何百倍も生きやすくなります。
パニックや癇癪も減らしてあげる事が出来ます。

   

今日は、我が家の自閉症児2人がどうやって文字を習得していったのかを解説していきたいと思います。

  

※私は専門的な知識はなく、あくまで母として自閉症を育てるレベルで書いていることが前提条件です。

コミュニケーション無しの自閉症児が、読み書きを覚えた理由

結論:好きな玩具から文字と言葉を覚えていった。

   

娘の症状や発達と照らし合わせれるように、先に娘の事を紹介しておきます。

娘の成長

娘は自閉症で現在11歳手前。特別支援学校の小学5年生です。

   

●~1歳

私から離れても泣きもしない。
唯一泣き声が止まらないのは、お腹が減った時。
おとなしく一人で動く玩具や音の出る玩具のボタンを押しながら遊んでいました。
「手がかからない子」だと思っていました。

    

●~2歳

毎日、支援センターに連れて行っていたので、よその子と娘の成長や個性の違いがよく分かっていました。
娘はよその事比べると、いつも笑い、いつも元気に動き回っているが、じっと座る事が出来ない。よその子は絵本の読み聞かせが始まると母の膝の上で絵本にくぎ付け。そして、よその子は母の場所を拠点に遊びまわっている。自由に動くが、興味のあるものを見つけると母の所に持ってきたりする。

   

娘は、そういった行為が一切なかった。
絵本の読み聞かせからは逃げるように立ち去る。母を拠点に遊ぶこともない。何かを持ってくることもない。常に私が後ろから追いかけていた。

   

※目が合わない、指を指さない、呼びかけに反応しない事から、2歳半になる前に自閉症と診断され療育生活を送っています。

   

  • ~3歳

娘には有意義な言葉がひとつもなかった。

   

よその子は、遅くても二歳半くらいには何か話出している。
喋る事が苦手で言葉が出なくても、親の言う事は理解している子が多かった。

   

娘はアンパンマンのセリフを活舌悪く、物々言ったりしていた。
そして、こちらの言っている事を理解してないどころか、名前を呼んでも反応した事がなかった。

   

そして、いつも動いているので手を繋ぐことが出来なかった。手を繋ぐとすぐ離され興味があるものに向って走っていた。

   

と、この先の成長は省きますが、こんな感じで、未だに発語があまりない娘です。
娘に質問を受けた事もないし、今日一日の事を話してもらった事もありません。

娘とおもちゃの関係

前提:積み木や人形、知育玩具には一切興味がなかったです。人形などはゴム素材の部分を噛んで過ごしていました。 

   

  • 絵本は仕掛けがないと興味を示さなかったが、0歳児段階で絵本卒業
  • 積み木やブロックの知育玩具は興味がなく、音の出る玩具が好きだったが1歳で卒業
  • NHKEテレやアンパンマンに夢中になったため、全てのおもちゃ1歳半で卒業
  • その後は何を買っても興味を示さず、3歳から彼女が文字を覚えるきっかけが訪れます。

   

それでは、文字に興味を示した3歳ごろからを解説していきましょう。

3歳からの娘のおもちゃ

彼女に字を教えるきっかけとなったのが、こちらです。

   
正確には、これらの古いバージョン。

  • アンパンマン よみかきカラーキッズタブレットDX(3歳誕生日プレゼント)
  • アンパンマン カラーパッドプラス(3歳クリスマスプレゼント)
  • ディズニー ディズニー&ディズニー・ピクサーキャラクターズ できた!がいっぱい ドリームトイパッド(4歳誕生日プレゼント)

   

※なぜ、こんなに立て続けに買うのかというと、パニックの度に投げて壊されるからです…。

アンパンマン よみかきカラーキッズタブレットDX(3歳誕生日プレゼント)

まさに、これが文字を覚えるきっかけとなります。


   

じつは、こちらは、かなり高額なのですが、この半分の価格で似た商品もあります。
それが、こちら。


   

この2つの大きな違いは、中央に液晶画面があるかどうかです。
この液晶が自閉症児の興味をひいてくれました。

  

自閉症児が、そのおもちゃで遊んでくれるには「興味を引くかどうか」がかなりのポイントになります。
本人に「なんだか新しいし、とりあえず遊んでみるか~」という気持ちは湧きにくいですし、言葉で「こんな事もできるよ~」といっても理解できないからです。

   

視覚優位な本人が、自分の目で確認して興味を持つことができなければ、初期段階で今回の学習計画失敗となります。

   

結果は、やっぱり液晶あってよかった~!

    

両方ともボタンを押下すると喋るんですが、液晶があると更にその中でアンパンマンやばいきんまんが喋ってくれるんです!

   

それが、娘の気をひくきっかけとなりました。
そして、ボタンを押すと文字をしゃべってくれるので、視覚優位の娘は見る見るうちに覚えていきました。

   
育児余談

視覚優位な自閉症児はスマホやタブレットのパスワードや操作法をすぐに覚えます。

   

2歳過ぎで自閉症診断を覚えた彼女は、なんとか集団生活ができたり言葉が出たりしてくれないかなと療育を受けたり、集団療育に入れたりしましたが、慣れるまでには数年の歳月を必要としました。
実際今でも、歳月を経過している途中です。

   

そんな中、私はぎゅっと抱きしめたり、本人の言った意味のない言葉を復唱し続けて、「あなたの傍には、いつも私がいる」という事を示し続けました。そうすることで、自分が、娘の取った行為に私が喜んだり悲しんだりする気持ちもある事を伝えたかったからです。

  

サリバン先生の様なわたくし・・・。

   

アンパンマン カラーパッドプラス(3歳クリスマスプレゼント)

子供用のアンパンマンに特化したiPadの様な物です。

   

アンパンマンカラーパッドは、文字を書く練習もできるし、文字を読んだり繋いだりするゲームもあります。

   

Wi-Fiで繋がってい訳ではないので、既存で入ってるゲームやアプリしか使えませんが、下手に設定などがないので幼児の内はこちらの方が安全だと思います。


  

娘は、この段階で「文字は、かけるんだ・・・」と気付いたようです。
この頃から、親が書く文字をじっと見るようになりました。

  

そして本人も書く練習を、このタブレットで始めました。

   

やなせたかし先生には感謝しかありません。
こんなにも娘の心を鷲掴みにしてはなさないアンパンマンをこの世に誕生させてくれてありがとう!

ディズニー ディズニー&ディズニー・ピクサーキャラクターズ できた!がいっぱい ドリームトイパッド(4歳誕生日プレゼント)


   

こちらでは、文字を教えたりは殆どありませんが、これを扱う頃には既に…

  • 口から発する言葉は文字となる
  • 文字は自分で書く事が出来る
  • 文字を繋げて文が出来る

   

そんな事を理解していたと思います。

   

こちらの商品では、着せ替えをしたり、塗り絵をしたり、クッキングをしたりするゲームが多かったです。

   

ゲームと聞くと懸念しますか?
でも、ゲーム最高でした。

   

母親が何度トライしても一緒にしてくれなかった「おままごと」を彼女はゲームで取り組みます。
そして、私が何度教えても伝わらなかった塗り絵。そんな親と子供が共にやる遊びを、こういったデジタルコンテンツが自閉傾向の強い娘に教えてくれたのです。

   

こうした生活ゲームを窓口に、彼女の視野は広がっていきました。

   

お陰で、この頃には文字でのコミュニケーションが出来るようになっていました。もちろんまだ幼いので「絵」の方がわかりやすいですが、翌年5歳には文字を目で見て理解していました。

   
育児余談  

こうしたデジタルコンテンツが好きな娘は、止めなければ、お風呂と食事、睡眠時以外はタブレットやDVDで過ごしていました。「子供には、時間を決めて」とあらゆるところから耳が痛くなるほど言われています。

  

もちろん、私もそう思っていました。でも、ほぼ無制限にタブレット視聴させ続けました。意図的にではなく、親には抑止できなかったからです。

   

「ゲームに没頭してけしからん!」と思う人もいるでしょうが、私は少しの間でもなにかに夢中になる事が出来た娘にかんどうしました。
自閉症児の文字を覚える

   

自閉症児が文字を覚える事のメリット

正直、文字が書けなくてもいいと思っているんです。
時代的にも、文字を鉛筆で書くよりもパソコン入力の方が大事そうだし、今は音声検索なんかもある。

   

でも、うちの娘の様に視覚情報だけが頼りな自閉症児には、文字を覚えるメリットは沢山あります。

娘の例

  • 娘の好きなお店が休業日。
    店の入り口まで来て「本日臨時休業」と書いてある。
    彼女には理解できずパニックになる事もあります。
    そんな時に「お休みなんだって」と何度、口で伝えても、この子らの耳には届きません。そんな時、店の入り口に「お休み」と書いてあるだけで、理解出来て落ち着ける。
    そんな紙が貼ってなくても、母が紙とペンを用いて「きょうは、おやすみ」と書けば、段々と理解する事ができます。
  • 新しい場所に行くのが不安
    なぜ不安なのかというと、その中で何が行われるのか分からないからです。
    即席で、文字にして何をするか示してあげる。それだけで、お互いが楽になれる。

   

自閉症児は生きるのがとても大変そうですが、理解できればちゃんと待ったり諦めたりできる子でもあります。

まとめ

  • 先入観を捨てる

デジタルコンテンツは悪いものだとか、机に向かう勉強が良いものだ等の古い常識は捨てた方が良いです。その子にあった学び方で、その子が一番覚えやすい方法で学ぶ。それが一番だと思います。

   

こうした、好きな事から学ぶというのは自閉症児でなくても、効果的ですよね。
好きじゃないと、勉強だって仕事だって頑張れない。
好きじゃない事を頑張って、成功している人ってあまり聞いた事がありません。

   

娘が言葉をしゃべる事に興味を持ったのも、悲しいですが、私と話したいからではなくタブレットやDVDといったデジタルコンテンツの影響でした。

   

でも、そのおかげで親と会話が出来るという事をしり、困った時には何か私に訴えてくれている。
それって有難いなと思っています。

   

言葉を発する為には、まず本人が言葉や会話に興味を持つこと。
そして、心の声を言葉にして、誰かに伝えたいと思う。
その結果、始めて「言葉や文字をしりたい」と、なるんだな~と、彼女を育てながら思いました。

   

いつか、デジタルコンテンツが想像を絶する程進化を遂げて、人間に言葉を発する事が必要なくなったら、彼女は自閉症という障がい児扱いじゃなくなるのかもしれない笑

定型発達と支援児童って、半分に割って線引きをして「こういう子にはこういう支援を」と、ざっくりするのではなく、その子自身をよく理解し生きる力を身につけてあげないといけないのだなと思っています。

今日はここまで!

自閉症の事を少しでも沢山の人に知ってもらえたらと思っています。
そして、それを機に世の中には本当にいろんな人がいる事を認識し、出来る範囲で支えあいながら
皆が暮らしやすいように 生きていけるといいなと思っています。

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