自閉症児の「出来ない」や「パニック」には理由があります。

子供達の事

こんにちは、sally です。

 

2人の自閉症児を育てています。

・特別支援学校に通う小学5年生の娘
・特別支援学級に通う小学3年生の息子

 
 

自閉症の子って、なんでパニックになるの?
自閉症の子って、なんで新しい事や場所が苦手なの?
自閉症の子って、なんで大きな音や声が苦手なの?

 

そんな疑問にお答えします。

自閉症児のパニックや問題行動に頭を抱えていませんか?

実は、そうした行為はわざとではありません。
そして、周囲をを困らせる為にやっている訳でもありません。

自閉症の子が周りを困らせているようにみせて、実は自閉症の子が「何か」に困っています。

なぜなら、私の子供達も自閉症です。
よくパニックになり、問題になるような行為をおこします。

しかし、原因を事前に取り除いてあげる事で、状況を理解しパニックに発展せずに済んだ事が沢山あります。

この記事では、自閉症のパニックや問題行動について深堀していきたいと思います。

さっそく、みていきましょう。
誰かのお役にたてれば、幸いです。

※医療的な専門知識ではありません。自閉症児の母としての見解です。

自閉症児の「出来ない」や「パニック」には理由があります。

冒頭でも書きましたが、自閉症児の「出来ない」には理由があります。

出来ないのではなく、出来ない理由があります。
出来ない理由があるのに、強要されるからパニックになってしまいます。

だから「困らせる子」「困った子」ではなく「困っている子」です。
早く助けてあげましょう。

私は、いつも子供達の事を「超過去からやってきた子」「超未来からやってきた子」と想像したりします。
逆に「自分が突然、イスラム国へ一人で瞬間移動してしまった」、そんな状況だろうな~と考えています。
きっと、怖いだろうし、だれか信頼する人が本当は欲しいに決まってると想像しています。

自閉症の不得意な事や、パニックになってしまう事を5つほど例を挙げて考えてみましょう。

パニックの原因の一例
  • 偏食
  • 流れがいつもと違うと混乱する
  • 集団の中に入れない
  • 呼んでも振り返らない
  • 大きな音が苦手

などが、あります。

我が子の成長や対策と照らし合わせて、ひとつずつ解説していきたいと思います。

偏食

食べないのではなく、食べれない

そう、口に運ぶことが出来ません。
なぜなら、その食べ物が不安で怖いから。

「自分が食べて見せれば大丈夫なはず」という安易な考えでは上手くいきません。

あなたも、見知らぬ海外につれていかれて「これ食べて」とグロテスクなものを見せられたら口に運べますか?

きっと、そんな心境です。

私の娘も、5歳くらいまではポテトと100%のジュース、おにぎりで過ごしました。
バナナなんかも食べましたが、こちらが良かれと思い切り込みを入れたりするともう食べない。

解決へ向けての対応
  • 料理するところを見せたりして、食物の理解を深める
  • 例:リンゴは剥けば、赤い部分がなくなり白くなる事を分かってもらう
  • 例:料理は時間を置けば、冷めてくることを知って貰う

 

それ以外にも、舌が過敏の場合もあります。
後で、詳しく説明します。

流れがいつもと違うと混乱する

「いつもと同じが好き、いつも同じじゃないとダメ」

そんな行為を、我儘だと感じる人もいます。

でも実際は「いつもと違う流れだから、何か起こるかもしれない」という恐怖や不安が生まれています。

例えば皆さんも、内線紛争中の国に連れていかれ、言葉も文化も分からないまま1か月が経過。
若干の慣れはしたものの、「今日は、説明もなく、いつもと違う場所へ連れていかれる様だ…」っていう状況を不安におもったりしませんか?

そんな感じだと、予想を踏んでいます。

解決へ向けての対応
  • なぜ、いつもと違うのか。そして、違う事に対してどうなるのかを伝える
  • 言葉が有効なら言葉で。
  • 言葉では理解できないなら文字や絵で。

幼いうちは、支援者が何か伝えている事自体が理解できないかもしれません。

でも、何度も積み重ねれば経験となります。

失敗経験もあるでしょうが、失敗から学ぶことは沢山あります。

自閉症児も、支援する側も。

くじけずに頑張りましょう!

集団の中に入れない

輪を乱しているのではありません。
反逆行為でもありません。

集団になって、何をするのかが分からないのです。
これから、何が起こるのか分からないんです。

みなさんも、だいぶ慣れてきた異国の地。
言葉も、文化も、食べ物も服もすべてが、始めて見る異国の地で…
突然みんながひとまとまりになったら何がはじまるのか不安ですよね。

対策は上記と同じです。

解決へ向けての対応
  • これから何をするのか、何があるのかを伝える
  • 言葉が有効なら言葉で。
  • 言葉では理解できないなら文字や絵で。

呼んでも振り返らない/大きな音が苦手

4つめと5つめを纏めて説明します。

自閉症って脳の障がいって思われがちですが、身体の障がいの様な所もあります。

理由は、様々な所が過敏
  • 視覚過敏…例:太陽の光が眩しすぎる、映像が眩しすぎる
  • 聴覚過敏…例:大きな音が苦手、特定の音が苦手、全体的に音が大きく聞こえすぎる
  • 皮膚過敏…例:服のタグが皮膚にあたると痛すぎる、服の感触が苦手(年中半袖)
  • 嗅覚過敏…例:香りがきつく感じすぎる
  • 触覚過敏…例:水のさわり心地が気持ちよすぎて離れる事ができない
解決へ向けての対応
  • 視覚過敏・・・サングラスの着用や、眩しさを避ける
  • 聴覚過敏・・・イヤーマフや、デジタル耳栓等で対策
  • 皮膚過敏/嗅覚過敏/触覚過敏・・・原因を避ける

いずれも、最終的には「これが嫌です」と示せるようになると、周囲も配慮できるようになるので、そこに向って療育や手助けを出来るようになるといいな~と思っています。

周囲が、理解して支援してあげる事で「出来た」が増える自閉症

状況を理解できない自閉症の子達。
そんな、状況の中、何が起こるか分からないから不安でパニックになる。
パニックになってしまった事を悔いて、またパニックになるかもしれないと不安が募る。
結果、殻にこもったようになってしまう自閉症児たち。

でも、理由さえ分かれば、「出来た」が増えます。
出来たが増えると、自信に繋がります。

ちなみに、我が子は「大音量、暗い、新しい場所、知らない場所」が、全て揃った映画館が大の苦手でした。
近くを通るだけでパニックに。

しかし、環境を整えてあげる事で行く事が出来ました。
映画館への入館を皮切りに、色んな事にチャレンジも出来るようになりました。

その時の様子は、こちら

環境を整えてあげ、沢山の支援に助けてもらいながら、成功につなげる事が出来るのが自閉症児です。

まとめ

自閉症児が、課題に取り組みづらい事や、パニックになってしまうのには理由が必ずあります。

その理由は、ほとんど「本人が困っているから」です。

困っているのなら、困っていない側の人間が助けてあげましょう。

社会性って、まわりからはみ出さない様に「我慢しながら生きていく事」ではありません。
人にはそれぞれ違いがあることや、人にはそれぞれ出来る事と出来ない事があることを理解する事だと思っています。

最後に私の好きな言葉を:人は生まれながらにして、「みんな同じじゃないけど、対等(アドラー心理学より)」です。

今日はここまで~

自閉症の事を少しでも沢山の人に知ってもらえたらと思っています。
そして、それを機に世の中には本当にいろんな人がいる事を認識し、出来る範囲で支えあいながら
皆が暮らしやすいように 生きていけるといいなと思っています。

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