2人の自閉症児の母が考える「特別支援:理想の授業」

子供達の事

こんにちは、sallyです。

この記事を書いている私は、自閉症児2人を育てるシングルマザーです。

・小学校5年生の特別支援学校の女の子
・小学校3年生の特別支援学級の男の子

今日は特別支援学級に通う息子の「授業」について、言語化していきます。
「これでいいの?」「こんな事でいいの?」「これ、将来の為になってるの?」と思う事をまとめてみたいと思います。

理想の授業って、なに?

結論:将来、役に立つことであって欲しい

本当に、これに尽きます。
小学校、中学校、高校と伸びしろマックスの子供時代。
こんなにも、長く過ごすのだから、価値ある時間としてほしいんですよ。

発達障がいがあって、切り替えが難しいなら、尚更。
大人になって、「実は今まで学んだ授業内容は、社会ではほとんど使わないんだ」なんて言われたらえーーーってなっちゃいませんか?

授業が、難しすぎる

日本の学校の授業って、難しすぎると思いませんか?

パソコンばかり使っている私からすると「この漢字書くことあるの?」っていうくらい、難しい。
「書けないより書けた方が良い」とも思いますが、全てを学んでいては時間が国の教育費コストがいくらあっても足りません。

時間もお金も有限です。
パソコンなど学びの代替が利く時代に、古くて将来性の少ない事に時間やお金を投下しているのもどうかなと思っています。

三角形の面積の出し方は人生で必要だったことがありません。
天気図に至っても、未だに理解していないものが多数ですが、そんなに困ってはいません。

もはや、日本の義務教育の授業は「テストの点数の為の」で、先生の成績をつける判断基準の為に勉強しているのでは…と思っています。それは、学校の先生が一番よく感じているはず。

大事なお金が、役に立ってない事に使われている

そもそも、この記事を書くきっかけになったのが息子が3年生に上がるタイミングで、実費で購入する必要なものが増えたからなんです。

リコーダーに、ピアニカ、習字道具に、国語辞典と漢字辞典。

国語辞典と漢字辞典でだいたい5,000円ちょっとかかりました。
その時に思ったのが、5,000円あれば中古のタブレットが買ってあげれるのにな~って思ったんです。

意味や漢字を調べる事しかできない国語辞典に5000円って、ひとり親で経済的に余裕のない私にしたら、勿体なすぎる金額なんです。

そして「既に、iPadで高度な検索が出来る息子に、国語辞典や漢字辞典が必要なのか?」って思ってしまって…お金を教育投資するなら、生産性の高いものに投下したい…どうしても、そんな風に思っちゃうんです。

何を学びたかったのか、考えてみました

modern businesswoman replaces several people at once

じゃあ「何を学べば納得いくのか?!」と突っ込まれそうなので、考えてみました。

国語
・分からない事を、デジタルコンテンツで検索する方法
・日本語の文法と海外の文法は全く違うという事
・世界の英語の使用分布図
などなど…。

算数
・リボ払いの利子の怖さ
・円だけの貯金が安心ではない事(積み立てNISAとは)
・ドルコスト平均法や投資に関するあれこれ
などなど…。

理科
・揚げ物中に火が燃え上がった時の対処法
・水分不足の恐ろしさ
・肥満になると、どんな病気になるのか
・病気のウイルスの広がり方
などなど…。

社会
・世界の貧困のリアルや日本に生まれた事がいかに幸せであるか
・ごみの分別をしないと、自分には何のデメリットがあるのか
・ニュースとSNSの報道の違い
などなど…。

体育
・身体に障がいがあっても、装具着用で身体の進化を遂げれる事
・歳を重ねると、何故膝が痛くなるのか?そのために若いうちからしておくべき事
・オリンピック選手やプロの選手は、どれくらいの事を犠牲にして生きてきたのか
などなど…。

義務教育の間に学んでほしい事

そして、私が大人になって「なぜこんな大事な事を誰も教えてくれなかったんだろう」という事があります。
それは「お金」「社会性」「性」の事。

「子供のうちから、そんな事を教えるなんて」と批判も起きそうですが、大人になってからでは遅いのでは?と思う事だったりします。

お金
・「円」での貯金だけにもリスクがある事
・お金の価値は世界経済により変動する事
などなど…

社会性
・みんなからはみ出さない事よりも、色んな人がいる事を理解しておくこと
・大人の言っている事が、消して正しいわけではない事
・迷惑はかけてもいいし、むしろ迷惑かけながらじゃないと生きていけない事
・その代わり、他人の迷惑もしょうがないと思ってあげる事
などなど…


・妊娠のメカニズム
・高齢出産、若年出産のリスク
・出産時、不妊治療時の費用

そして、ティーンエイジャーのうちに男女ともに知っておいて欲しい事があります。

性行為をして、次の生理前の1週間に女性がどれだけの不安を抱えているのか。
毎回トイレに行くたびに不安になる。
1週間ずっと誰にも言わずその事だけ考えてネガティブになってしまう。
でも、生理が来た時にものすごく安堵して彼氏に伝えると「よかった」の一言で片づけられてしまう事。

そういう事って、大人になってしまう前に正しい知識で知っておく必要があると思うんです。

みんなで同じ授業を受ける事が、障がい児にとっての平等ではない。

もちろん、上述した理想の授業は、私の娘を含めて重度の発達障害の子には難しい内容です。

しかし、私の息子も含め、理解力が高い子にとっては、何の授業を受けて成人になっていくのかというのは物凄く重要なものになってきます。

わかりますか?

現代の一般の就労は学力で判断されがち。
だから、その判断基準に向けて授業が展開され、子供達もそのテストの為に頑張っている。

「ああ、因数分解もっと深く知りたいな~」と思っている天才児級の子なんて学年に1~2人いるかいないかの瀬戸際です。

切り替えも難しく、就労も支援の枠組みに入らされるような子達が、みんなと同じ授業を受けていては、時間も教育投資の費用も勿体ないのです。

だから、その授業が受けれないからという理由で、「支援級」という場所を与えて終わりというやり方では、子どもの未来にとって全く富を生み出していないんです。

その支援級で何を学んでいくかによって、将来を物凄く左右するのにな~なんて思っています。

みんなが受けている授業を基準に教育を進めていたら、本当にその子が必要な生き方が手に入らなくなってしまいます。

障がいのある人も自分に必要な知識量を沢山持つことで、出来る事が増える。
出来る事が増えていく事で、考える事も増える。

そして、周囲の彼らをかわいそうと思う視線量が減ります。

最後に…

最後に、これをお伝えしておきます。

日本の悲しい事件が起こるたびに「加害者は発達障害を抱えていた…」なんて報道をよく聞くようになりました。

そのたびに思うのが「その発達障害を抱えた子達は、学ぶべき事を与えられてきたのだろうか」という事。

義務教育を全て批判してい訳ではありません。
教育は必要です。

ただ、教育は知らなかった事を知るためにあるもの。
そして、義務教育とは本来、恵まれなかった環境の人が学びのチャンスを得る為にできた教育システムのはずです。

それなのに、一定の(高すぎる基準値)の授業についていけるかいけないのかで、クラスを分けられる歪んだ平等が、発達障害の人達を更に生き辛くしている様に思えてなりません。

理想の学び、理想の習得を間違えてしまうと、人生が大きくずれていくのにな…と、自閉症児を育てながら思っています。

今日はここまで~

自閉症の事を少しでも沢山の人に知ってもらえたらと思っています。
そして、それを機に世の中には本当にいろんな人がいる事を認識し、出来る範囲で支えあいながら
皆が暮らしやすいように 生きていけるといいなと思っています。

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