無料で受けられる療育:本当に無料でいいの!?

子供達の事

こんにちは、sallyです。

この記事を書いている私は、自閉症児2人を育てるシングルマザーです。

・小学校5年生の特別支援学校の女の子
・小学校3年生の特別支援学級の男の子

先日、こんなツイートをしました。

無料と聞くと、誰しもうれしいですよね(私もです)。

でも、実際に障がい児の子育て、ひとり親等の弱者と言われる立場の中に存在していると「これ、本当に無料でいいの?」と思う事もあります。

療育や医療や教育という当たり前の制度は、何のためにあるんだっけ?
私は、誰もが生まれた状態や生きる環境に左右される事なく、ハンディを抱えた立場でも、学ぶことや楽しく生きる事のリカバリーの機会を国が準備してくれたものだと思っています。

それなのに、いつから無料にして多くの人を喜ばせる制度に変わっちゃったんだろう?って思います。

無料だからこそ、沢山の人が受けすぎて本当に最優先で療育を必要としている子に療育が行き届かいなんじゃないか?と思いつつ…

それって、ちょっと本末転倒というか…なんというかと思っていて、そういった事を言葉にしていきたいと思います。

無料で受ける事が出来る療育

最初に、知らない人の為に療育の無料制度を説明しておきます。

2019年10月から幼児教育無償化が開始され幼稚園、保育所又は認定こども園の利用料が、無料になりました。
それに合わせ、発達に遅れがある子の為の療育も対象となっています。

引用:ファーストステップHPより

【幼児教育無償化をまとめておきます】

・制限付きですが、幼保こども園に加えて療育も、無料になります。
・対象年齢は、満3歳になった後の最初の4月から小学校入学までの3年間。

対象施設
  • 児童発達支援事業所
  • 医療型児童発達支援事業所
  • 居宅訪問型児童発達支援事業所
  • 保育所等訪問支援事業所
  • 福祉型障害児入所施設
  • 医療型障害児入所施設

対象年齢でないと有料になる?!

1歳半健診でひっかかり、すぐに療育を受ける際は料金が心配になる所ですが、受給者証を所持している事で自治体が9割を負担してくれます。(自己負担1割)

対象療育施設
  1. 市町村などの自治体が行っている公立の療育
  2. 民間企業が行っている私立の療育
  3. 病院等で医療行為として行っている施設(こちらは健康保険対象)

注意:施設によっては受給者証が使えない場合もあるので、問い合わせの際に確認してみましょう。

本当に無料でいいの?

前置きがながくなりましたが、ここからが今日の本題です。

療育は早い段階で始める事が効果的であると言われています。
だから「無料で助かる」と思っている人は沢山いますが、私は「これ本当に無料でいいの?」」と思っていて…。

療育受けたいママ
じゃあ、無料だと最高じゃないの?

一体何に問題があるの?

療育を受けたい子供が飽和状態

療育が無料で受けれる事により、発達の遅れを心配する親たちが「無料ならば」と、行かせるようになりました。

有料だった場合は、療育に通わせようと思わなかった軽度の親までが殺到してしまう。
現在の療育施設は、いち早く療育が必要な子までが順番待ちをしていると聞きます。

療育を受けたい子供は増えているのに、働き手のセラピストは減っている。
その上に、療育を無償化にしてしまえば更に療育を受ける子が増えてしまう。

        療育を受けたい子>セラピスト(療法士)

順番待ちで半年も療育意を受けられないとなると、「早期療育が良いんじゃなかったっけ?」と思ってしまうんです。

国がすべきなのは、療育も無償化にする事だったのかな?と思えて仕方ありません。

療育の質が下がる

そして、もう一つ大きな問題が出てきます。

療育が無料になると、療育の質が上がりにくいんだろうなと思っています。
(けして、セラピストが怠慢するとか手抜きするという意味ではありません)

もちろん、療法士(セラピスト)は子供の為に最善を尽くそうとはしていると思います。

でも、現在導入された「無料化」が、療育の質を上げる事に繋がるとは思えません。

だって、施設の経営的な面で見れば、「療育が必要ですね、無料だから一度行ってみては」となってくれた方が、その施設自体は得をする。
更には、セラピストだって需要自体は高まるのだから、安定の仕事と言われるようになる。

わかりますか?

療育が有料であれば、お金を払ってまで療育に行かせようと思う親は減ります。

そして、自分のふところからお金を払うからこそ療育を受ける場所を選び始めます。

「ここに行けば、絶対伸びる」と評判が広まるよう熱心なセラピストがいたり、質の高い療育を提供するようなところに、人はお金を払う様になります。

その為に、セラピスト側も自分のセラピストとしてのクオリティを向上させようと頑張ります。

逆に言えば、無料化になってしまい療育そのもののニーズが高まれば、その施設自体は頑張らなくても、産業としては成功なんです。

療育だけじゃない、多くの制度も同様です。

冒頭でも書きましたが、今回のお題は療育だけの問題にとどまりません。
医療も、介護も、障がい者の受給者証なども同じです。
ついでに言えば、学校も。

冒頭の言葉を再び引用します。

療育や医療や教育という当たり前の制度は、何のためにあるのでしょうか?
私は、誰もが生まれた状態や生きる環境に左右される事なく、ハンディを抱えた立場でも、学ぶことや楽しく生きる事のリカバリーの機会を国が準備してくれたものだと思っています。

本当に必要な人に制度が行き届かないというのは、弱者の格差を広げてる事に繋がると思っています。

制度の問題

その問題の根源はやっぱり、無料であったり負担額の少ない制度の問題だと思うんですよね。

医療も福祉も両方、日本は先進国の中では異様に負担額が低いのに病院を利用する高齢者が多い。
※70歳以上の人の、健康保険の負担は2割です。(2014年までに70歳になっていた人は1割です)。

少しの負担で済むのなら、たいしたことでなくても福祉や医療にかかっておこうかな~となります。
ついでに薬も多めに貰っちゃおう~とか。

救急車の使用を例にあげます
子どもが高熱を出して、水分も取れずぐったりしているので夜中に救急外来を訪れる親子。
一方、トイレへも自分で行けるけれど、腰が痛くて寝れないからと無料の救急車を利用する高齢者。
あきらかに緊急性は、高熱の子供の方だけれど、救急車の搬送患者が優先されてしまう事が多い。

高齢者を責めているのではないし、彼らに悪気もありません。
貧困層だけではなく富裕層も、医療や福祉の費用負担が少なく、助かってしまう制度のせいで、本来優先されるべき人が困ってしまうケースが非常に多いんです。

そうしたルールと制度は、日本のビジネスや産業、GDPを上げる事としては大成功です。

でも、いやいやいやいやいや…💦

国のビジネス、産業、GDPより個人の幸福の方が尊重されるべきでしょ!?

そのルールと制度を作った人が何を大事にしているのか?
誰の目線に立っているのか?という事が問題ですよね。
そうだ、次回はみんなで選挙に行こう!

医療従事者、福祉従事者は頑張っている

もちろん、医療現場で働く人や介護、支援や福祉全般で働く人は皆頑張っていると思います。
でも、する事が多すぎて(詳しくは、こちら)制度やルールに関して全体を見据えて考え、引っ張っていくところまで手が回らないと思うんです。

じゃあ、国がやってくれるのかといえば、国は自分たちのポストを守るためには「守ろう!高齢者」主義だったりするので…

でも、陰で友人に細々とずっと言っているよりは、こうやってインターネットの大海原で何者でもない私が声をあげていく事は、小さいようで大事な行動だと思っています。

だって、未来を生きるのは我が子達!

まとめ

こうした、税金の使い道論争は、論議しているだけれは全く前に進みません。

国の制度を「無料」で受けれるという事は、自分達の支払っている税金からだという事。

そして、この税金は本当に自分が恩恵を受けた方がいいのか?
これを使う事で、本当に必要な人の富となっているのか?

自分自分自分、自分の世代!自分の置かれた立場!とばかりが主張されていては、イライラした人が増えるばかりです。

日本の人口分布図がこうなる事は(超少子高齢化)分かってたのにも関わらず、平成時代特に大きな手立てを打たなかった日本のせい?そして選挙や政治に興味を示さなかった国民の責任かな~なんても思います。

イライラした人が減って、助け合いが普通になって、子供達が良い環境で大人になっていければいいな~と思っています。

今日は、ここまで!

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