自己主張が出来ない日本人

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sally( triodiary)です。

月一でボランティア保育士による、集団療育があります。
自閉症の娘と自閉症スペクトラムの息子。
我が家はこの集団療育にお世話になって早7年目。

その集団療育は夏祭りとクリスマス会にゲストが来ます。
地元オーケストラの時もあるし、管楽器奏者、コーラスの人と年によって色々。
障害児の集いなので、観覧できてもいいし、出来なくてもOKというスタイルが私は大好きです。

先週末のクリスマス会は、地元「大道芸人」。
男性一人でのマジックショーでした。

娘は、場を過ごすのがやっと。
ボランティア保育士が、何とか時間を過ごせるように対応してくれていました。
反対に息子はこういうの大好き。

「誰か手伝ってくれますか?」の問いに、誰も挙手しない中、一人で速攻で挙手。
でも、指名してもらえず違う子をご指名。
息子も「ぼくしか手をあげてないのに」と言う思いもあったと思います。

そして、再度「誰か手伝ってもらえますか?」と大道芸人からの問いに
再び速攻で挙手し「はい!」と何度も声を張ったけど
「女の子がいいな~」と言われ視界に入れてもらえなかった。

指名される女の子たちは恥ずかしくて、首を横に振ってばかり
その間も「はい!はい!はい!はい!」と大声張っている我が子。

結局また、主張もしていない男の子が選ばれてしまった。
「なぜ、ぼくしか手をあげてないのに(さすがに母も少しそう思いました)」
と、言い出して息子が炎上してしまう羽目に・・・。

この事件に思ったのは「自己主張」の捉え方です。

日本の自己主張

日本人の自己主張と欧米の自己主張について考えてみます。
皆さんは自分の意見や価値観を思ったままに発信していますか。

前に地方新聞の一般投稿欄の会に招待を受けた事がありますが
多くの年配の男性が「すごいだろ!」と言わんばかりに
「私は社会性に関する事は、思う事がいっぱいありますが書きません!」とまるで自慢の様にはなされていました。

…「話せばいいのに」「主張すればいいのに」「なぜ思っているのに表現しないんだろう」とおもっていました。
でもきっと、そこには「他人と意見が違う事はよくない事」「我を出すのは下品」などと言う思いがあったのでしょう。

日本には「相手の意見を尊重する事が美徳」と言う傾向もあります。
これは、自分の意見を封じ込めて相手の事を考えていますという、奥ゆかしい国民性にみえます。
しかし、一歩世界に出ると、「自分の意見を言えない国民」とみられます。

自己主張はすべきか。控えるべきか。

日本人は自己主張する事自体が「良くない事」と据えられることが多いです。

良くあるのが、友人間や同僚の間で外食をする事になった時。
皆がそれぞれ「○○が食べたい」「○○は食べたくない」と主張しないと決まりません。

自分が食べたいものすら、集団になると主張しないで
「どこでもいい」「みんなに合わせるよ」と言ってしまっていませんか。
それは何故ですか?
なぜかわからないけど、我々は「自己主張」を避ける傾向にあります。
日本人は自分の意見を述べることを避けがちなのです。
もし、自分が行ってみたい店があったとしても主張しません。
そして、誰かが主張すると「勝手に決めたな」とか「本当はあの店に行きたかったのに」と思う人もいます。

自分の主張も避けたのに、他人の主張も認めない。
おとなしい人も、明るい人も、強気な人も、弱気な人も、どんな人も自分の考えはあります。
考えがまとまらないとしても「これがいい」「これは嫌だ」くらいの意見は持ち合わせています。

しかしそれらを他人に対して主張するのは「集団の輪」を壊す作業だと思われているようにも思えます。
それは表裏一体の日本人のいい部分と悪い部分にあたります。

これ以外にも、暗黙のルールとして
本当はしたくないのに「断り切れず、引き受けてしまった」という人も多々います。
子供のPTAの役員「やりたくない人がほとんど」という状況を沢山見てきました。
それなのに「私はやりたくない」「私は出来ない」の発言もあがらない。

時折「私がやります」と張り切ってされるグループ集団もいますが
その人たちのする行事が気に食わないとまた文句を言う人もいます。

「やりたくない」「今年はできない」「私は役員がやりたい」
それらも言えず、発言もしなかったのに役員になった人の決め事に文句を言うというのは
よく意味が分からない行動です。

そういった、主張を我慢する行動を繰り返しているとストレスがたまる一方です。
自分の意見も控え、相手に合わせてばかりだと違和感を生じるのは仕方のない事です。

日本人にストレスが多いのは「自己主張できる環境がない」よって「他人の自己主張すら拒絶する」国民性にあるのかもしれません。

もちろん、自己主張しないと意志は伝わらないとわかってる人もいる。
逆に、他人の自己主張を快く受け入れる人もいます。
しかし、今回の話に共感した人も多くいるはず。

私は人と人との関係が続くのか一回で終わるのかの違いは
知識の授受で終わるのか
「自己主張」を交えた意見交換(ディスカッション)が出来るかどうかの違いにあると思います。

単に情報を伝え合うだけで終わる関係ってつまらない
「私はこう思う」「あなたはそう思うんだね、私にはそうは思えない」その会話を楽しめないのなら
次に会いたいと思えない。

自己主張をよしとしない集団が悪いのか。
周りの顔色をうかがう自分自身が悪いのか。

でも、そんな事ばかりを繰り返していたら
他人の意見にしか反応できない自分が完成してしまうはず。

自己主張はどこで刷り込まれるのか

私は学校教育だと思います。
小さい頃、両親と過ごす時間に子供達は全力で「自己主張」しています。
まだ喋る事ができない赤ちゃんの時期は、全力の鳴き声で主張する。
少し、物事がわかりだした幼児期は、言葉を駆使して主張を始める。
幼稚園や保育園に行きだすころには、物事の善悪も分かりだすが
どうしても譲れない事にたいしてはきちんと主張をしている。

小学校に入ったとたんにどうでしょう。
生徒は教師の話を聞くものだと刷り込まれます。

生徒たちは、同じ方向を向き椅子に座る。
教師が黒板を使いながら授業する。

基本は一方的に教師の話を聞くのみです。
時に、教師が回答を求めたり、考えを言ってみるように支持を出しますが
あくまで、授業の中心は教師です。

我々日本人はこうした授業の様式しか知らないので、授業とは先生の話を聞くものだとしか思ってない。しかし、こうした授業スタイルは珍しく、授業中に生徒が積極的に発言し教師の進行を遮る事を良しとする国も多数あります。

教師は生徒との対話を大事にし、常に生徒が考えを発言する事をよしとします。
意見はそれぞれ違ってもいいし「意見は違う事が当たり前」という考えです。

生徒個々の価値観を尊重し、臨機応変に授業を進めていくのです。

日本の授業は自分の意見を主張する場は限られています。
むしろ、教師が授業を進行していることを遮らない事や、授業のスケジュールを崩さないようにするのが美徳でもあります。
「みんな静かに座って、板書している!」と。
それが9年間~12年ないし16年になる時もあります。
16年ですよ!

余計な事を考えずに、一心に教師の話を聞き「テストの為に勉強」しましょう。
というスタンスがある限り授業は一向に面白くならない。

多国籍国家ではないので、右を向いても日本人、左を向いても同じ宗教と
「自分らしさ」を見つけ出すのは難しい環境かもしれません。
それでも、誰もが生まれつき持っている「自分らしさ」にもっと目を向けてもいいのでは。

小さいうちから「質問力」を培ってないから
大人になっても質問力や思考能力がなかなか作動しない。

私は教育関係者じゃないから、適切な意見ではないかもしれないけれど。

自分を出していこう

「自己主張」はするべきです。
自分を表現するべきか?の論争の前に、日本人は日常生活の中で
「自分を表現する事」「自分の意見を述べる事」それらの必要に迫られてないので、慣れていないという事もあります。

日本は98パーセントが日本人。
学校でも、職場でも、地域の活動でもほとんどの人が日本語を話し、日本の文化や宗教、食べ物を理解しています。あうんの呼吸で価値観をシェアしています。

事細かに説明しなくても、「空気を読み」「世間体を第一に考える」
それが優しさであり、暗黙のマナーだと刷り込まれています。

せっかく学校で学べることの一つに「考える力」と言うものがあるのに
その「考える力」「自分を表現する力」を学校教育によって奪い取られてはいませんか?
机に向って、質問するという事も忘れテストの為に勉強する。
静かに黙って授業を受け続ける。
授業を遮り、質問をすると「あとで職員室においでと促される」
これはいい事なのでしょうか?

私が知っているのは
大人の言う通り勉強をしてきたからいい人生を手に入れた!!」と言う人より
ちゃんと勉強してきたのに、こんな目に合うなんて・・・」と言う人の方が多いです。

勉強はいい事だと思っています。
学ぶという事は「出来なかった事が出来るようになる」素敵な事だと思っています。
しかし、ただテストの為に黙々と学ぶ事、いい会社に入るための学び、大学に入るための学びだけを続けさせていくのは有害としかおもえません。

冒頭の文に戻ります。
息子が「やりたい!」と主張したことは和を乱したのだろうか。
息子をかばうわけではないですが、私は「自己主張が出来る事」はすごい事だと思っています。

世の中には本当にいろんな人がいる事を認識し、出来る範囲で支えあいながら
皆が暮らしやすいように 生きていけるといいなと思っています。

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