障害児・支援児童の親の就労問題|働くことが、どれだけ大変か説明!

障がいある子ののママで、フルタイムで働いけている人ってどれくらいいるんでしょうか。

 

働かなくてもご主人がたっぷり稼いでくれるところはいいでしょうが、二人で働いて協力しないと生活を回せない家庭だって多いはず。我が家みたいにひとり親の場合、母親が働くということは死活問題です。

 

保育園不足や学童保育不足は深刻化してニュースになることもありますが、障がいのある子の預かり場所が足りていないことはさほどニュースになりません。そのことで「障がいある子の親は働けない」ことが問題視されないことはどうなんだろうって思っています。

 

今回は「障がいある子の親の就労」について、どれだけ大変なのかを語りつくしたいと思います。

障がいある子の親|就労の問題

働けない、働きにくいと言われているのですが、実際どれくらい働きにくいのか。

 

障がいのある子の親が働きづらい問題については、以下が起因となっている場合が多いです。

 

  1. 特別支援学校|開校時刻の問題
  2. 特別支援学校|場所の問題
  3. 特別支援学級|通学の問題
  4. 放課後デイサービス|預かりの問題
  5. 家庭でのこと|睡眠障害・障害によりスムーズに準備ができない問題

 

詳しく解説していきます。

就労問題①:特別支援学校|開校時刻の問題

まず、特別支援学校の開校は遅いですよ。

 

私の娘が通っている特別支援学校でも、児童の受け入れ時刻は8時50分から。一般的な企業の出勤時刻が8時から9時の間じゃないですかね。間に合わないですよ。

就労問題②:特別支援学校|場所の問題

次に場所の問題があります。

 

一般的に地域の学校というのは、遠くても徒歩2キロ程度でしょうか?!地域差や人口密度の差はあると思いますが…。

 

でも特別支援学校って遠い場合が多いんです。全国的にも街のど真ん中に建てられていることは少ないようで、うちの娘も車で20分かかるところに毎日通っています。

就労問題③:特別支援学級|通学の問題

次は、「特別支援学校」ではなく「特別支援学級」に通っている場合のことをお伝えします。

 

障がいを抱えている子どもが特別支援学級に通う場合は、通学の問題が出てきます。低学年であれば支援者が必要でしょうし、我が家の息子は小学校3年生の現在も支援員さんと通学しています。

 

誰かの支援が必要となることが多いですし、支援員が見つからない場合はどうすればいいのでしょうか。毎日親が一緒に登校するの?徒歩でするのか、車でするのかといった問題も出てくるでしょうし、いずれにしても親の勤務に支障が出る可能性が高いです。

就労問題④:放課後デイサービス|預かりの問題

放課後デイサービスの問題もあります。

 

放課後デイサービスとは、障がいを抱えた子が学校の終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービスの場となります。

 

こちらも全国的に不足しています。我が家は奇跡的に毎日預かりをしてもらえていますが、毎日同じところなんて行けません。※下記図、参照。

 

だから、子どもだって心身共に疲れるだろうし親である私だって毎日多方面へのお迎えにクタクタですよ。

A A B C C D
息子 C C B C C D

施設にもよりますが、放課後デイサービスのお迎え時刻は早い場合が多い。夕方5時までのお迎えが決められれている場合は、最低でも4時半には仕事を切り上げなければいけない。これもまた、就労に支障をきたす原因のひとつです。

 

放課後デイサービスのもう一つの問題

 

放課後デイサービスはもう一つ問題があり、それは預かりの理由。保育所や学童保育の場合、親の就労を理由に預かりが必要な子どもたちが難関を突破してい入所・入園しています。

 

放課後デイサービスは、親の就労は全く考慮されない。たとえ、ひとり親だろうが両方の親がフルタイムの共働きだろうが、その子にとって放課後デイサービスを利用するに値しないと審査されれば預け入れを受け入れて貰えない。

 

ということは行政が「この子は放課後デイサービスに行く必要はない」と判断してしまえば、親が仕事量を減らすか辞めるか、職場を変わるかしかないんですよね。それって、ありでしょうか!?

 

それにね、親としては大切な我が子を他人に任せるのだから、放課後デイサービスをえらびたい。当たり前のことです。でも、それができません。空いていると言われれば、どんなに遠くても預けるしかない。こんな環境が風習として根付いていていいのでしょうか。

就労問題⑤:家庭でのこと|睡眠障害・障害によりスムーズに準備ができない問題

障がいを抱えている子と暮らしていれば、予想もしないトラブルが頻繁に起こります。睡眠障がいを抱えていれば、親も子も寝れてない日が何日も続くし、朝パニックになってしまえば準備が順調に進まない。

 

これが、親の労働にとってどれだけストレスなことか…。もちろん、障がいを抱えていない子の家庭だって、スムーズに進まない日だってあるし「まじで?!」みたいなことも起こることだってあるはず。

 

でも、前提条件として一般の家庭よりスムーズにいかないことが事前に分かっている場合が明らかに多い。それにも関わらず、職場においても社会的にも配慮や福利厚生の配慮が少ない障がい児育児。

 

企業によっては「生理休暇」「男性の育休」を推進する制度も導入されています。たとえばですが「障がいある子の親の時短勤務制度」として、雇い入れを公的に守って貰える日が来るといいなと思っています。

 

さおり

障がい者をテーマにした感動的なメディアプログラムは多く、共感して涙する人も多いもの。

しかし、配慮が広がらないのは何故だろう・・∑(゚д゚lll)ト

「少し子どもが成長したら働こう」、それも難しい

障がい児育児に関わらず、このご時世多くの事情で働けない家庭だって多いものです。

 

そのことを考慮でして「子供が成長してから働けばいいのに」って考えもあるかもしれません。しかし、それはそれで難しいんですよね。

 

定型発達の子どもたちは成長とともに、自立できることが多い。そうなれば親の育児にかける世話の負担も激減することでしょう。障がいを抱える子たちは成長しても一人では出来ないことも多いですし、親の世話も減りません。世話が減らない上に子どもの身体は大きくなって、世話自体に体力が必要になる場合もよくあります。

 

そのような生活を送りながら、新たな仕事に慣れたり、年齢を重ねた状態で仕事内容をスムーズに覚れるかといえば正直なところ厳しいはず。障がいを抱える子の家族として配慮を受けながら、働き続けれる環境があるのが一番なんだろうなとは思います。

 

障がいの有無に限りません。
どうして、障がいのある子の制度の足りなさや、保育所が足らないことを原因に親が仕事をあきらめなければならない世の中何だろうと思えてなりませんよ。

 

現状で職場の福利厚生がしっかりしていて時短勤務や特別な手当や配慮が整っている職場なら、まずは辞めない方がいいと思います。一度辞めると、そんないい福利厚生の職場にはなかなか出会えないし、事実として放課後デイサービスなんかの送迎対象から外れてしまったりすることもあります。

課題点はどこにあるのか

おさらいも含めて、障がいを抱える子の親が働きづらい点はどこにあるのか考えて行きます。

 

学校の立地問題や開校時間については、莫大な予算の問題も絡んでいそうで複雑そう。

 

では障がい者の親が働けない問題について、この辺りいち早く改善して欲しいな~と私が思っていることを取り上げていきたいと思います。

 

  1. 送迎
  2. 上限額の改訂
  3. テレワークの導入
  4. 起業への支援制度

 

課題点①:送迎

送迎の人が足りません!まあ、これには働き手不足の問題が大きく絡んでいると思います。

 

送迎だけでなく、放課後デイサービスなんかも人手が足りないのが素人目に見てもわかります。福祉の働き手の問題は、もっと国や自治体をあげて改善して貰いたい。

 

以前は私も「放課後デイサービス」も「支援者」も足りないのであれば増やせばいいのにと思っていたけれど、ただ増やすだけでは福祉の質が落ちてしまい結果として制度があれてしまう…。きっと難しい課題なんだろうな。

 

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課題点②:上限額の改訂

障がいを抱える子の福祉制度には「上限額」があるんですよね。障がい者福祉に限らずですが、医療保険や介護保険といった世の中の多くの制度には上限額があります。

 

そうした上限制度によって「生活が助かる」と思っている人は多いのですが、考え方によっては上限額が邪魔をしている場合もあります。※それに、上限以上の負担は税金ですよ…。

 

上限額が設定されていることで、制度をそこまで必要としていない人までが利用したほうがいいと考えます。制度を利用する人が増えれば増えるほど、サービス提供者は人手不足になります。そのことで、制度を心から必要としている人に制度が行き届かなくなることも良くある話。

 

サービス提供者側としても、制度を使って貰えば儲けに繋がる。福祉の場で働く人の意識が「儲ける思考」ではありませんが、福祉サービスを利用する人が多いほうが事業としては成功となるため、サービスを利用できない人がいることには目が向けられにくくなります。

 

世の中の無料や上限のあるサービスは、全員に平等に行うべきではない時代になっているように感じています。

課題点③:テレワークの導入

 

さおり

ひと言だけ、叫びますね…。

「なぜ、テレワーク浸透しないんですかー!」

 

例えば、テレワークや在宅ワークの導入がもっと浸透すれば、働けるというママ達も多いと思うんですよね。それ以外にも、出勤は必要なのだけれど、8時から17時の勤務しか雇わないために高度なスキルを持て余しているママって多いと思う。

 

ママだけではなく、定年になったのだけれど高いスキルと経験値をもち「数時間働きたい」という人も多いはず。そうした、スキルを細切れで提供していくような働き方がもっと浸透するといいなと思っています。

課題点④:起業支援制度

最後は一言でまとめます。

 

なぜ、日本は企業より起業に対して福利厚生が手厳しいのでしょうか。

まとめ:障害児・支援児童の親の就労問題|働くことが、どれだけ大変か説明!

障がいを抱える子の親が、どれだけ働きづらいのかが分かって貰えたでしょうか。

 

でも、きっと障がいを抱える子の親だけじゃないんですよね。「保育所おちた」って問題も本当は一家族にとっては死活問題。家庭のあり方は30年前と大きく変わっているのに、制度が対応しきれていないんだろうなと思います。

 

変えていきたければ、選挙に行こう!

 

若い人の投票率が上がって、若い人の意見に政治家の人たちが耳を傾けてくれるようになれば育児や教育の問題も変わっていくんじゃないかな。なんといっても日本の教育予算は先進国の中でながーーい期間、最下位をキープしています。

 

「本当、本当」と思ったら、よければこの記事をシェアしてください。子育てってメチャクチャ大変だし、日本のママ達が我慢強いから今のところ暴動とかデモとかもなく穏やか~に過ごせているんだぞ!と思っています。

 

ママだって立派な労働資産。税金を納める貴重な納税者ですよ。この労働者不足に、主婦やママといった人たちも貴重で重要な存在だと理解してくれる人が増えるといいなと思います。

 

今日は、ここまで~!

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