こんにちは、さおりと申します。
私は、この子たちのひとり親をしています。
👧2009年生まれの特別支援学校に通う、自閉症の女の子
👦2011年生まれの特別支援学級に通う、自閉症の男の子
自閉症の子を育てながら、思うことがあります。
ひと昔前と比べると自閉症児は急激に増えましたが昔からいたはずですよ、きっと。
今のように福祉が整っていないこともあり、世間の目も今よりもっと厳しかったはずですし、今の何倍も辛かったんだろうなあと思うんですよ。
「今より、昔は辛かった」これがポイント。
ひと昔前の自閉症の子とくらべ、現代の自閉症の子が症状が軽くなったのではありません。周囲や環境、そして時代背景が変わったんです。
福祉が増え、周囲の理解が増え、自閉症の子の情報量が増えたために、ひと昔前より自閉症の子を育てることが楽になった訳です。とはいえ、現代でも自閉症児の育児はしんどいのが現実。
でも、時代背景をみてみると、環境は変わることが可能なんですよね。経済が発展したおかげで、弱者へのサポートにまで税金が行き届くようになったし、インターネットの普及により知識も急速に広まりました。
しかし、社会全体を更に発展させるには個人の力では難しいですし、時間もかかります。個人で身の回りの環境を変えていくには、なにか方法があるのでしょうか?
今回は、個人で自閉症育児を楽にする方法として「お金で幸せを買う」ということを提案したいと思います。
「自閉症児の育児が辛い」疲れたママ達が、お金で買うべきもの

【問1】「自閉症児の育児が辛い」疲れたママ達が、お金で買うべきもの
【答え】「家事」と「幸せ」をお金で買いましょう
お金を使うといえば、生活や娯楽、物欲のためが多いですよね。主婦をしていると、家庭のお金を管理していることが多いために「無駄遣い」に対しシビアな人が多いように思います。
家族を差し置いて、自分のためだけにお金を使うのはためらってしまう。でも、無駄遣いってなんでしょう。
私は無駄遣いとは、幸せに繋がらないお金の使い方をすることを無駄遣いだと思っています。お金を使って幸せになるかどうかが重要で、幸せに繋がらないお金の使いかたをしていれば、それは無駄遣いです。
現に「お金持ち=幸せ」ではない場合もあります。どんなに多額の資産を抱えていても、忙しすぎて日々疲弊している人は幸せを感じる暇があるとは思えません。巨額の富をもつ男性と結婚できたとしても、愛されていなければ虚しいだけです。
では、お金を使って幸せになるってどういうことがあるのか…お伝えしていきたいと思います。後半では障がい児を育てる母親にとって大切な考えをお伝えしてきますので、最後まで読んで貰えると幸いです。
時間を買う
人は自分の時間を増やすことへ、お金を投資すると幸せを感じることが出来ます。
よく、育児中の人がいいますよね「ひとりの時間がほしい」と。忙しい皆さんは、アマゾンや楽天で時間が売れていたら買いませんか?実際にはありえないことですが、24時間という時間が1万円で販売されていたら、買いたくなりませんか?
そうした気持ちを反映させるかのように「タイム イズ マネー」と言う言葉もあります。間違ってはいませんが、私は「タイム イズ ライフ」だと思っています。
具体的に、どんな場合に時間をお金で買うことができるのか例を挙げておきます。
家事を任せる
機械がやってくれることは、どんどん任せましょう。
食器洗いは、食洗器に。
お掃除は、お掃除ロボットに。
任せれるものは、どんどん任せていきましょう。
だいたい家族が家にいるときに、掃除って至難の業じゃないですか?それに、周りがゴロゴロしているのに、なんで私だけ掃除をしているんだ…ってなりますよ。
基本的にお母さんというのは「掃除」がすきなわけではなく「綺麗に掃除された部屋が好きなだけ」の場合が多いものです。そして、おそらく掃除は誰かにやってもらいたい…そんな人も多いはずです。
みんなが家にいない間に機械に掃除をしてもらい、帰宅したらピカピカの部屋が出来上がり…でいいじゃないですか。
晩御飯に惣菜を買う
手作りのご飯は最高ですよ。特にママの手作りって響きがいいですよね。でも、そのことでママが疲弊しきっていたらどうでしょうか。
大事なのは、手作りである事より家族で一緒に笑顔で食事を食べれること!
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でも、まあ何と言いますか…「時間」を買うとなればお金が必要です。お金が必要となれば、節約のために「じゃあ、疲れてもいいから自分がやるわ」という人も多いはずです。
その場合は「その作業は今しないといけないのか」「必ずしないといけない作業なのか」を、よーく考えてみましょう。「まあ、少々散らかっていてもいいか」と、そのくらいの余裕がお母さんには櫃世なのかもしれません。
それに全て時短がいいわけではありません。大事な人との過ごしには、ゆっーくり時間を割きましょう。
健康を買う
人生100年と言われていますが、個人的にはちょっと長いかなあ~なんて思っています。
日本の法律では、どんな状態となろうとも、生き延びるように治療されます。そうした法律や医療システムのなかで生かされるとなれば、倒れてしまった後の「医療保険」にお金を投資も大切ですが、もっと大切なのは倒れる前の「健康」にお金を投資すべきでは?と思っています。
年老いてから、満足に体も動かせず、食べたいものも食べれず、やりたいことも出来ないまま生かされている状態を「長寿」とされるのも「なんかなあ~」と思うのです。
ベッドの上で寝たまま生かされている状態が長いより、健康で笑っている時間が長い「元気な時間(健康寿命)」を伸ばすことのほうが大切決まっています。
いざという時のために保険を多くかけることよりも、いざというときが遠のくよう「楽しく元気に健康でいれる対策」に、お金をかけてみてはどうでしょうか。
経験を買う
物は、お金を支払った直後から幸福度が下がっていきます。理由は「慣れ」により「持っていることが当たり前」となるからです。それに、物は時間と共にと劣化していきます。
劣化してこそ味がでるものもありますが、劣化によって使い辛くなるもが多いのが現実です。
その一方、経験というのは「思い出」として自分の中に蓄積されます。思い出は美化されることが多いですし「あの経験があったから、踏み切れた」というような人生の岐路になることだってあります。
経験することの価値の大きさを知れば知るほど、また何かいいことを経験したいと思い物欲を抑えるようになります。人は暇な時間やストレスが多いほど、本当は欲しくもないものにとらわれがちになってしまう悲しい生き物です。
なので、ぜひ「経験」をお金で買いましょう。とくに、子どもとの経験が作れるのは、あっという間です。
他人といるためにお金をつかう
よく、貯蓄を始めようと思ったときに削られがちなのが「交際費」や「娯楽費」です。
「行きたくないなあ」と思うような飲み会やランチのためにお金を使うのは反対ですが、一緒にすごしたい人のためにお金を使うことってとても大切だと思っています。その人のことを考えてプレゼントを贈るのもいいでしょう。
お金に余裕があるならば、少額でもいいので寄付などもおすすめです。お金の使い道として、誰かの役に立つということほど、心満たされるものはありません。
誰かの役に立つことに喜びを感じることもできないのであれば、自分のライフスタイルにストレスが多すぎないか見直しが必要だと思います。
ストレスの多い暮らしをしている人の、お金の使い道

人は生きていくために、お金を稼ぎます。稼いだお金を使ったり、貯めたりしますが、できるだけ自分が幸せになることにお金を使いましょう。
障がいを抱える子の育児や介護など、ストレスの多い暮らしを強いられていれば尚更です。
障害児を育てるということ
私は定型発達の子を育てたことがないので、あくまで予想なのですが・・・一般的に自分の時間が全く無いほど育児に手がかかるのは、せいぜい5年程度でしょうか。
ですが、障がいを抱える子を育てていれば、一緒に暮らしている育児が限りなく続きます。自分は老いてきて、子どもが大きくなればそれはもう「育児ではなく介護」に近いのかもしれません。
ですが、障がい児を育てるお母さんが「自分がボロボロになるまで」頑張れば、美し話にすり替えられます。「自分の時間作れてる?」「楽しんで」「少し休んで」と声をかけて貰えることもあります。
反対に、障がい児を育てるお母さんが「子どもの手が離れたかのよう」自分の時間を楽しんでいれば、今度は批判されます。
そして、「慰めてくれる人」「批判する人」は同じ人物である場合もあります。変なの。
他人の贅沢が許せない人達
他人が楽しんでいる姿が許せない人たちは、理由があるのだと思います。
- 自分も我慢を重ねてきた
- 子どものためには親は絶対的な我慢が必要だという、信念がある
わからないでもありません。
「子どもの手が離れてからすればいいじゃない」と思う気持ちや「自分だって我慢を重ねながら育児をしてきたんだから」という気持ちは、私にもわかります。
ですが「障がいのある子を産んだのは、あなたの運命!」「だからあなたは頑張るしかない!」と思っているのなら少し考えてみて欲しいのです。
障がい児の育児をする人にとって、子どもの手が離れてから人生を楽しむというのは「来ないかもしれない日を期待して待つ」ことになるかもしれません。
来るか来ないか分からない日を夢見て待つなんて、あまりにも辛すぎます。
障がいといえば、その子どもの幸せばかりにスポットが当たりがちですが、その親たちだって定型発達の子を育児するおやと同じように生きたいと望んでいることを忘れないでいただきたい。
まとめ

今日はここまで♪