療育は無料で受けられる!でも、本当に無料でいいのかな。

こんにちは、さおりと申します。

私は、自閉症児2人のひとり親をしています。

👧2009年生まれの特別支援学校に通う、自閉症の女の子
👦2011年生まれの特別支援学級に通う、自閉症の男の子

先日「移動支援を積極的に利用しましょう!」ってブログを書いたし、下記のようなツイートをしました。

 

 

無料と聞くと私も嬉しいですが、実際に障がい児の子育てやひとり親と言われる弱者的な立場になると「これ、本当に無料でいいの?」と思うこともあります。

 

その理由は、無料は嬉しい制度ではありますが…無料だからこそ、多くの人が受けすぎて本当に最優先で療育を必要としている子に療育が行き届ていないという人にサービスが行き届いていない現実が見えてきます。

 

療育や医療や教育という当たり前の制度は、何のためにあるんでしだっけ?私は、誰もが生まれた状態や生きる環境に左右されることなく、学ぶことや楽しく生きる事のリカバリーの機会を国が準備したものだと思っています。

 

だから無料にしたことで順番待ちになり過ぎて本来受けるべき人達が受けれなくなったりするのは、本末転倒というか…そういった気持ちを言葉にしていきたいと思います。

無料で受ける事が出来る療育

知らない方のために療育の無料制度を説明しておきます。

 

2019年10月から幼児教育無償化が開始され幼稚園、保育所又は認定こども園の利用料が、無料になりました。それに合わせ、発達に遅れがある子の為の療育も対象となっています。

 

引用:ファーストステップHPより

 

【幼児教育無償化をまとめておきます】

  • 制限付きですが、幼保こども園に加えて療育も無料になります。
  • 対象年齢は、満3歳になった後の最初の4月から小学校入学までの3年間。

 

  • 児童発達支援事業所
  • 医療型児童発達支援事業所
  • 居宅訪問型児童発達支援事業所
  • 保育所等訪問支援事業所
  • 福祉型障害児入所施設
  • 医療型障害児入所施設

対象年齢でないと有料になる?!

1歳半健診でひっかかり、すぐに療育を受ける際は料金が心配になる所ですが、受給者証を所持している事で自治体が9割を負担してくれます。(自己負担1割)

 

  1. 市町村などの自治体が行っている公立の療育
  2. 民間企業が行っている私立の療育
  3. 病院等で医療行為として行っている施設(こちらは健康保険対象)

注意:施設によっては受給者証が使えない場合もあるので、問い合わせの際に確認してみましょう。

本当に無料でいいの?

屋っと本題ですが、前置きがながくなりましたがここからが今日の本題です。

 

療育は早い段階で始める事が効果的であると言われています。「無料で助かる」と思っている人は非常に多いのですが、「これ本当に無料でいいの?」」と思っていて…。無料を喜ばないなんて、おかしくきこえそうですが…少し解説していきます。(もちろん無料は嬉しいですよ…)

療育を受けたい子供が飽和状態

療育が無料で受けれることにより、発達の遅れを心配する親たちが「無料ならば」と、行かせるようになりました。有料だった場合は、療育に通わせようと思わなかった軽度の発達障害の子の親までが「無料ならば…」と、療育機関に殺到してしまう。

 

そんなん状況だから、現在の療育施設は、いち早く療育が必要な子までが順番待ちをしていると聞きます。順番待ちで半年も療育意を受けられないとなると、「早期療育が良いんじゃなかったっけ?」と思ってしまうんです。本当に療育も無償化にすることが大切だったのかな?と思えて仕方ありません。

療育の質が下がる

もう一つ大きな問題が出てきます。療育が無料になると、療育の質が上がりにくいんはずです。(けして、セラピストが怠慢するとか手抜きするという意味ではありません)もちろん、療法士(セラピスト)は子どもの為に最善を尽くそうとはしていると思います。

 

現在導入された「無料化」によって、施設の経営は充実するはず。施設側が営業をしなくても、医師や自治体から「療育が必要ですね、無料だから一度行ってみては」とくれるはずなので、無理してよそと競い合ったり営業をかけなくてもその施設は客となる支援児があつまるのです。更には、セラピストだって需要自体は高まるのだから、安定の仕事と言われるようになる。

 

このからくりが分かりますでしょうか。療育が有料であれば、お金を払ってまで療育に行かせようと思う親は減ります。お金を払ってでも行かせる場合は、療育を受ける場所を選び始めます。「ここに行けば、絶対伸びる」と評判が広まるよう熱心なセラピストの存在や、質の高い療育を提供すると評判のところへ、親は子どものためにお金を投資します。

 

本当はそうなったほうが、セラピストも自分の仕事上のスキルを高めようと頑張るはずですよ。逆に言えば、無料化になってしまい療育そのもののニーズが高まれば、その施設もセラピストも自分のスキルやクオリティを上げるように努力しなくても客(支援児童)はやってくるのですから、産業としては成功といえましょう。

療育だけじゃない、多くの制度も同様です。

今回のお題は療育だけの問題にとどまりません。医療も、介護も、障がい者の受給者証なども同じです。 ついでに言えば、学校も。冒頭の言葉をもう一度お伝えします。

 

療育や医療や教育という当たり前の制度は、何のためにあるんでしだっけ?私は、誰もが生まれた状態や生きる環境に左右されることなく、学ぶことや楽しく生きる事のリカバリーの機会を国が準備したものだと思っています。
 

本当に必要な人に制度が行き届かないというのは、生活強者と弱者の格差を広げることに繋がると思っています。

生活格差が広がるのは無料という制度の問題

生活格差が広がるのは、やっぱり無料であったり負担額の少ない制度の問題だと思うんですよね。医療も福祉共に、日本は先進国のなかでも群を抜いて負担額が低いの対して、その無料の制度を利用する人が異様に多い(高齢者のため病院利用者が多いなど。)※70歳以上の人の、健康保険の負担は2割です。(2014年までに70歳になっていた人は1割です)。

 

若者のより病気になりやすく、時間もたっぷりある高齢者は「少しの負担で済むから」と、たいしたことない症状でも福祉や医療にかかっておこうかな~となります。「ついでに薬も多めに貰っておこう」ということもあると思います。

 

高齢者を責めているのではないし、彼らに悪気もありません。制度が無料となりその制度を利用するだけの時間を持て余していれば自然と利用してしまうのが人と言うものでしょう。そのことで、本当にお金に関して困っている人のための無償化の制度が特にお金に関して困っていなく経済をまわす側に立ち回って欲しいひとまでもを無料で助けてしまうのです。

 

そうした多くの人が助かってしまう制度によって、本来優先されるべき人が順番待ちとなって困ってしまうケースが非常に多い国だなとおもっています。

 

こうした税金の使い道としての制度は、日本のビジネスや産業、GDPを上げる側から見れば大成功です。でも、いやいやいやいやいや…。国のビジネス、産業、GDPを助けるが故に個人の幸福が後回しになるってオカシイでしょ。

医療従事者、福祉従事者は頑張っている

もちろん、医療現場で働く人や介護、支援や福祉全般で働く人の多くはめちゃくちゃ頑張っています。それにこうした制度に対して「ちょっとおかしいなあ」と気付いている人は多いはずです。こうした制度を変えていきたいと思っている人も中にはいるはず。でもそうした人に限って忙しすぎて、引っ張っていくところまで手が回らない。

 

じゃあ国がやってくれるのかといえば、国は自分たちの投票率やポストを守るためには「守ろう!高齢者」主義で思ったように動けないという人もいると思います(思いたい)。でも、陰で友人に細々とずっと言っているよりは、こうやってインターネットの大海原で何者でもない私が声をあげていくことは、小さいようでたいせつな行動だと思っています。

 

今日は難しいことをゴチャゴチャと書きましたが…だって、未来を生きるのは我が子たちだし「貧困」とか「路頭に迷う」とかになってほしくないじゃないすか。それを思うと考えずにはいられない。

 

今日はここまで~

 

 

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