発達障害児2人の母の私が考える「療育」で、見つけて欲しいもの

私は、人前で話すのは得意ではありません。

 

そんな風に見えないと感じる方もいるでしょうが、隠しているだけで言葉で伝えるという行為に途轍もない疲労感を感じます。それだけでなく、言葉だと「なんとなく伝わっていない」とも感じています。

 

一方で、文章での表現はとても好きで、これが私の表現方法なのだとシックリきます。(上手いかどうかは別として)

 

誰しも、自分を何にある「なにか」を何らかの形で表現したいはずです。表現ツールは人によって違いますが、それが話し言葉の方はラッキーなのかもしれません。たとえ、話し言葉での表現が自分に見合った表現ツールでなくても、芸術・創作・スポーツ・演技など、自分の中にある「なにか」を表現するツールを見つけた人は幸せだと考えます。

 

***

 

発達障害の娘の生きづらさは、言葉でのコミュニケーションができないことだけに原因があるとは思えません。表現すべきツールが見つからないだけではなく、自分自身でさえ自分の心の中にある感情が、一体何なのかがさえ理解できていないようにも見えます。いつもとても苦しそう。それを見ている私も苦しい。

 

誰かに、自分の苦しい気持ちを理解してほしい。
誰かに、今日あった嬉しいことを伝えたい。
自分自身で、自分の中に襲い来る不安が何なのか理解したい。

 

娘にかかわらず、自己表現のツールは見つけた方がいい。人間には生き物中で唯一、共感したり捉え方をコントロールしたりできるそう。せめて、何らかの方法で、そうした気持ちを体感させてあげたい。

 

***

 

障害を抱える子たちは、療育を受けますが、療育って何でしょうか。

 

「療育とは」で、インターネット検索をかけてみたら、以下のように表現されていました。

・療育とは、障害のある子どもに現在の困りごとの解決をするためのこと…
・療育とは、障害のある子どもに対して、将来の自立と社会参加を目指すためのこと…
・療育とは、「治療」と「教育」を合わせたアプローチのこと
…などなど

 

上述されている「困りごとを解消するための方法」ってなんでしょうか。「将来の自立と社会参加」は、本当に目指さなければならないのでしょうか。

 

私は、専門知識を有したセラピストの視点で行われる療育の中で、その子なりの表現方法を見つけてあげて欲しい。そのように願いながら療育を受けさせていました。しかし、教えられるのは定型発達者に追いつくような作業や言語の習得などがメイン。

 

障害という生きづらさを抱えている側が頑張らなければならないの?社会側が、生きづらさを軽減するために合せてあげる方法は今以上にはないの?

 

障害者だけではありません。多くの人間が、大人になっても自分に見合った表現方法が見つからずにいます。それによって、誰も自分を理解してくれないと感じたり、自分自身の感情を上手く扱えなかったりすることもあります。それは、とてもツラく苦しいことでしょう。

 

結果として「誰も自分を理解者はいない」と、自分を閉ざしてしまうことだってあります。娘のようにパニックから自傷他害という暴力という行動に出てしまう人もいます。

 

その苦しみを考えると、私も親として胸が苦しくなります。不安や困り感、生きづらさを伝える手段を持たないまま生後12年も生きてきた娘は、どれだけツラいことでしょう。それもあってか、成長と共に暴力で自分を表現することが増えたなと感じています。

 

支援者は近くにいて危険から見守るという視点だけでなく、この子が生きやすくなるための表現ツールを探すという視点も持ってみてはどうでしょうか。

 

私は、親としてずっと探し続けています。

 

今日は、ここまで。

 

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