【自閉症の偏食】わがままじゃない|食べることが出来ない理由とは?

自閉症の子の多くは「偏食」の問題を抱えています。
 
私は、自閉症の娘(2009年生まれ、特別支援学校)と息子(2011年生まれ、特別支援学級)と暮らしていますが、娘の方は幼いころから偏食が酷く私自身も悩んできました。
 
ただ、偏食は我儘ではない。支援する側がそのことを正しく理解して、向き合ってあげることで少しずつ食の幅が広がってきました。
 
今回は、自閉症の偏食について。我が家の偏食の娘の話を交えながら、偏食の理由や対応方法などについてお話します。

【自閉症の偏食】食べることが出来ない理由って?

自閉症児の「食べない」は我儘ではありません。障害が邪魔をして食べること、口まで運ぶことが難しいとされています。その理由は様々ですが「感覚の過敏」や「想像の特異性」が大きく関わっているといわれています。

 

①感覚の過敏とは?

感覚の過敏とは、その名のごとく人間のもつ「五感(視・聴・嗅・味・触の5つの感覚)」が非常に敏感であること。「五感が偏食と関係あるの?!」と思ってしまう方もいると思うので、具体的に3つほど例をあげてみます。

 

  1. 聴覚過敏…食材を歯で噛み潰す音が不快。気持ち悪い
  2. 嗅覚過敏…妊娠中のツワリと似たような感じでしょう。特定の臭いが気持ち悪い。
  3. 感覚過敏…みじん切りにしてある野菜の口触りが気持ち悪い。異物に感じる。

 

私の娘は上記の中でも③の感覚過敏が当てはまり、「うどんやラーメン」と言った、麺類の上にある具はその舌触りが嫌なようで食べることができません。また、ケーキの上のフルーツやヨーグルトのなかのフルーツなども嫌がります。

 

今は、よけて食べることができますが、幼い頃は見た目だけで拒絶。拒絶で終わればいいのですが、提供しただけでパニック発展することも多かったです。私が、想定した「子ども達だったら喜ぶはず」と考えるものは、拒絶されてばかりでした。

②想像の特異性

次に想像の特異性があります。具体的には、想像する力が私達と異なり、食事を見ても「美味しそう」に繋がりません。例をあげておきましょう。

  • 視覚…丸いリンゴはいいが、スライスすると食べられなくなる。
  • 食感…温かいはずのものが冷めてしまうと食べられない(白米、おかずなど)。逆に冷たいはずのものが、ぬるくなると飲めない(ジュースなど)。
  • 環境…自宅だと食べれるものでも、違う場所で提供されると食べられない。

実際に喋ってくれないので本心はわかりませんが、私の娘の偏食の原因の多くは「想像の特異性」ではないかと感じます。その食材や料理のテイストが好きか嫌いかで食事を摂っているのではなく、見た目や温度を中心に自分で勝手に「食べ物ではない」と想像し、口まで運ぶことができないように感じます。

 

もちろん成長と共に料理をしたり料理をする過程を見ていたりするために、想像の特異性が減り偏食も軽減しています。リンゴを剥くのを見ることで、外側が赤いリンゴの中身は白いと理解したり、冷めたものはレンジで温めれば再び温かくなることを知ったりと、納得がいくようになったことが食べるキッカケに繋がっていきました。

 

もちろん、前述した感覚の過敏もあるために未だに食べることができないものは多々ありますが、目の前に食事を提供しただけでパニックになることは減りました。

 

「食べてみようかな」と、本人が思えるところまで大人が支援してあげることが何より大切だったなと感じています。そこに辿り着くまでは親だけの努力ではツラいですし、根気も必要となります。

偏食を抱える子の支援について

偏食の子を支える方法を考えてみました。

 

一番の支援は「理解」だと思います。障害特性による偏食を抱えていない側の支援者が、食べないことを「わがまま」だという考えを取り払い「食べることができない子たちをどのようにサポートすればいいのか」と考えを見つめ直すことが大切だと考えます。

 

昭和生まれの私は「好き嫌いは良くない」と言われながら育ちました。だから、私自身も食べない娘に頭を抱えました。だから、まず食べることができないと理解し、何なら食べれるのかを知り「食べる楽しさ」を教えてあげることが大切でした。

栄養面の不安

とはいえ、ずっと同じものばっかり食べていたら、子供の栄養面が不安になります。幼い頃は栄養面より、食べる不安を取り除く方が先決だと考え、必要なカロリーがとれていることを重視しました。栄養バランスを整えるのは、その後の話。

 

娘は、医療用のジュースも提供して貰っていました。医師の処方が必要ですが「インシュアリキッド」といって、昔あったカロリーメイトのジュースのような感じ。イチゴ・ヨーグルト・チョコなどのフレバーがあり、もちろん娘ははじめのうちは飲むことができず、製氷機でかためて私と弟がキャンディーのように口に入れるのをみて、自分もキャンディのように口に入れて舐めることができるようになりました。

 

食事を口に運ぶことが難しい子にとっては「食事が不安」。私にはよく分からない感覚だけど「食事が不安」なんですよ。

 

さおり
外国のスラム街で「このジュース飲んでみなよ」と言われ

飲むのが怖い感覚なんじゃないかな…と、勝手に私は想像しています

 

それに、食事を作っても食べてくれず排水溝に捨てなければならない日々は、親にとってもストレスです。だから、親子とも「偏食」は障害特性上のことで、仕方ないと理解し食べるtのシミから始めるようにしました。

 

食育の重要性が話される場もありますが、偏食の子に対して食育のパーフェクトを目指すのはハードルが高すぎます。まずは、栄養バランスが取れないことよりも、食事が楽しくないことの方が何倍もツラいと理解するようにしていました。

実際に娘の偏食はどのように軽減しているのか

離乳食期の娘は、バナナくらいしか食べてくれませんでした。5歳くらいまでも、白いもの(※1)しか食べてくれませんでした。それと、フライドポテトと唐揚げなど、体に悪いものばかりでした。
(※1:具のないペペロンチーノ、豆乳、白ご飯(ふりかけ一切なし)、食パン、そうめん、うどん、バナナ等)

 

現在10歳となった今でも、食べれない物の方が多いです。しかし、歳月を重ねながら食への興味は広がり続けています。感覚の過敏さやこだわりはが、自らの成長経験を経て少しずつですが和らいるのが感じ取れます。

 

 現在食べれるもの

・素うどん
・素パスタ(ペペロンチーノ、クリーム)
・炊き立てご飯
・揚げ物各種
・できたての豆腐とわかめの味噌汁
・じゃがいもと肉だけのカレー  など

 

その他の偏食軽減には、支援者と連携を図ることも大切でした。娘は幼稚園時代、ほとんど給食に手を付けた事がありませんでした。小学校低学年でも同じ。

 

娘の担当医師が「カロリーは摂った方がいいから」と提言してくれ、特別支援学校の方で娘の給食をレンジで温めてもらえることになりました。温める事で娘も、少しでも食べることができるようになりました。その子その子に必要な合理的配慮ですよね。

 

周りの協力や理解を得るって大事ですね。そのためには、まず親が発言や行動をしていかなければ。

まとめ

食べないことにフォーカスすると、親も気が滅入ります。離乳力や食事を摂ってくれないツラさは私もよく分かります。

 

でも、まずは大人の理解によって子どもが食べる喜びを知ることが大切だなと感じています。また、周囲に協力をえることもとても大切だと感じています。

 

今日はここまで。

 

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