障害児育児をするお母さんが働くことは、本当に大変。
だけど、生きていくためにはお金が必要。
障害児の親の就労問題は「社会的な課題」のはずなのに、問題視されてはいません。私は、自閉症児2人のひとり親。働けないということは死活問題です。
しかし、障害児育児をしていると働く気力もないときがあります。「今日は誰にも会いたくない」と、仕事に行けるメンタルではないときもあります。また、子どもの通院や各施設の用事で多くの休みを取らなければならず、職場での気まずさが募って苦しくなることも多々ありました。
もし、あなたが私と同じように障害者の親として「もう生きるのも、働くのもイヤだ」という日があっても「それは、今の日本社会の中で障害児を育てる上で普通のことですよ」って、お話しをします。また、仕事を辞めてから2年。なんとか在宅で繋いでいる方法についてもお伝えします。
障害児の親の就労について
子どもが特別支援学校に通っていれば、通学時間も遅い。
その時点でフルタイム勤務なんて無理。
子どもに睡眠障害があれば、日々の睡眠もままならない。
子どもが、多くの施設を利用していれば、それだけ忙しい。
ましてや、放課後デイサービス(放課後の預かり)に認定されなかったお子さんをもつお母さんは働くことなんて無理なのかもしれない。
障害児との暮らしが、体的・心的共に苦しくて「もう誰とも関わりたくない」「疲れてしまって、働くどころじゃない」という人もいると思う。(私のことです)
障害者の親|育児も仕事も頑張る!なんて無理
障害児の育児をしながら「育児も仕事も頑張る!」なんて、無理です。一般的な育児でも、フルタイムで働き日々を充実させるなんて「できないのが当然」だと思う。それを認めてからは、少し気が楽になりました。
昔からの風習として刷り込まれた「母は強し」といった聖母神話的に語り継がれるストーリーは私には害でしかありません。また、SNSでの充実した母親の暮らしを見て「私には到底無理だ」と思ったし、それをみて「母でも仕事も家事も育児も頑張れるんだ」なんて、多くの方に思ってほしくない。
いったい何を根拠に「母は強し」と言われているんでしょう。母だって弱いときもある。いや、障害児育児・ひとり親育児に心折れることだらけですよ。
もちろん「子どものために強くなれる人」「充実した毎日」を手にできる人は、素敵だし立派ですよ。
でも、暮らしや環境によってごく普通の毎日さえ苦しくなっている人だっています。大半の母親は、日々「必死」なんです。
働き方は自由に選べる時代だと思う
自ら、ひとり親を選んだのだから働くことは百も承知です。だけど、なるべく自分の体調と心的コンディションとのバランスを崩さないように障害児育児をやり抜きたい。育児だけでも大変なのに、仕事のストレスまでに苦しみたくない。
甘えかな?
「母は強し」「大人なら働きに出るべき」「働くことは大変」といった言葉は、なんとか今の環境に理由をつけて生き抜くためにできた言い訳のような気がする。
言葉による「生き方の型」があった方が、ツラいときに言葉に逃げることができるんですよね。でも、自分の心に素直になってみると母は弱いし、できればギリギリのラインで育児と家事の両立なんてしたくない。働くことは「大変」より「楽しい」方がいいじゃないですか。
考えた結果「いいたい人にはいわせておこう」と思うようになりました。知らない誰かの期待に応えるために生きているんじゃない。私は、私と私の子どもたちのために、一生懸命生きている。
そう思い始めてから、在宅起業を「どーにかこーにか、できないか?!」と考えて、現在は在宅でなんとか仕事をしています。
コロナ禍は早く消滅してほしいけれど、猛威の感染症とインターネット社会が上手い具合に混ざり合い「起業」「副業」の敷居が低くなったように感じます。手に入れたい暮らしのために、チャレンジを積む人が増えた。それと同時に、何度転んでも起き上がる人も増えたようにも思います。
外に働きに出ることが悪いといっているわけではありません。ただ、ひとり親とか障害児育児とか(普通の育児でも)「育児と仕事の両立」は、本当に大変です。その両立を手に入れるために、どれだけ多くの時間と労力を犠牲にしていることか。
私は現在、webライターや広報で仕事をしています。最初はデザインを極めたいと思っていたけれど好きじゃないから辞めた。自分の好きな書くことに夢中になり「ツラいことをなるべく思い出さない日常を手に入れたい」と思ったのがキッカケです。
人によっては、在宅起業は稼げるようになるまでの道のりは長いです。心が折れそうになることもあります。でも、普通に生きていては出会うことのなかったような人と繋がることができ、同じ価値観の人達を知るキッカケにもなりました。
未知の世界に飛び込むことの価値は「失敗したらどうしよう」といった不安以上に、大切ななにかを得ることができると、私は考えます。
まとめ:障害児育児の親の働き方|育児と家事の両立しながら、充実なんて無理だと思う
「ひとり親になること」を決めたのは自分なのに「みんなのように働けない自分」に罪の意識を感じていました。
とはいえ、働かなければ暮らしがままならない。今の暮らしで、どうにかお金を手にする方法を考えた結果が「起業」でした。
外に働きに出れる環境があり、それが楽しみであれば素晴らしいことです。私は、起業の不安定さに悩む日もあるけれど「労働に出かけるストレス」からは解放されたように思います。
在宅ワークは、仕事を選べる、時間も選べる、付き合う人も選べる(というよりは、関わることが少ない)。時間に追われて体力も精神力もすり減っていた頃に比べると少しは楽になりました。
過去の経験から、私は外で働くことも好きだとは思います。ただ、今の境遇では難しいなと‥‥。
人生100年時代といわれています。それによって、就労年数も伸び続ける。できれば、自分に見合った働き方を見つけてストレスを減らしていきたいですよね。歯を食いしばって数十年も働き続ける時代は終わったように思います。
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