【特本コラム#23】母親に与えられない「理由なき自由な時間」

母親になると理不尽に感じることが、驚くほど増えるように感じます。

 

その中でも、特に理解しがたいのが「自由時間」について。

 

「お母さん休めてる?」と母親の苦労を案ずるリベラルな人までが、母親が「推しのコンサート」のために、子どもを預けると怪訝な顔をすること。(ちなみに、芸能情報に疎い私は推しがいません)

 

一時保育を利用するときも同じ。冠婚葬祭などの外すことができない用事については、正々堂々といえる雰囲気が漂っているのに、「エステに行く」「推しのコンサートに行く」など個人の娯楽のための理由は、とてもいい出せる雰囲気ではありません。

 

個人の娯楽を楽しむための行動は、育児真っただ中の母親にとって、許されない行為なのでしょうか。

 

言葉のごとく「母親にとっての休養」を…「体を休ませることにのみに使うべき」と考える人が未だ多い。なぜ、体の休養をとることは許されるのに、心の休養をとることは許されないのだろう。

 

夫の転勤について知らない土地で出産。夫の帰宅も遅く、四六時中新生児の世話をする主婦は、自己肯定感なんて簡単に崩れ落ち、心労も尋常ではないはず。その苦しみを取り払うために許されるのは「寝ること(体の休養)」のみなんて、本当にバカバカしい。

 

 

立場によって「特定の生き方」が押し付けられるなんて、人権問題レベルだと私は考えます。

 

 

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以下は、先日の私のツイート。

 

 

 

私は、障害児2人のひとり親をしています。このとき、本当は「車でどこか突っ込んで、消えてしまいたいな」と思った。そうした感情は、今回だけじゃない(私は、そういうことができる勇気を持った人間でもないため、ご安心を)。

 

このとき、三者三様に泣きながら心の中で「次に生まれてくるときは、もっといいお母さんのところに生まれてくるんだよ」とは何度も念じた。

 

その翌日、私は急遽誘いに応じて遊びに出かけた。

 

ロードバイクは趣味で、私の生きがい。過去にも、ロードバイクに何度も救われた。

 

天気が良いと、昼休憩代わりに1時間程度走る。
雨だと、1時間程度ジムへ筋トレへ出かける。
体を動かすことで、深い傷が少しだけリセットできるのだ。

 

でも、この日は半日出かけた。
仕事と家事が、1日30時間分待っている私には半日が限界。
フリーランスで有休のない大黒柱の私にとって、半日の自由時間は贅沢そのもの。

 

とはいえ、ここだけ切り取って「いいな、在宅ワークは自由で」という人もいるのも事実。今ここで主張したいのは、「私だって忙しいし、苦労しているんだぞ」ということではありません。

 

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今日お伝えしたいのは…

 

心の健康を、自分で守っていかなければならないということ。体の健康のことは多くの人が、気にかけてくれる。それに、心配もしてくれるし、手も差し伸べてくれる。

 

体の健康に対し、自分でも健康にいい食事をとったり、ダイエットしたり、運動始めたりするよね。そして、国までも推奨してる。

 

それに比べて、心のメンテナンスは見過ごされがち。特に母親の心のメンテナンスなんて、ないがしろにされすぎ。母親の自由には、風習とか同調圧力っていう規則化されていない行動制限がかかっていて、白い目で見る人がいるのが現実なんだよね。

 

心の健康はタダじゃない。心の健康は一度失ってしまうと、元の状態に取り戻そうと思っても簡単には治らない。ときに、最悪の事態に繋がることもある。

 

人を信じれなくなった心も、自分を信じれなくなった心も、自分以上に愛していたものを愛せなくなった心も、取り戻そうと思っても物凄く時間がかかる。もしかしたら、もう戻ってこないかもしれない。

 

心が病気になると、眠れなくなって、食べれなくなって、脳も内臓もダメージを受けすぎる。その結果、二次障害として仕事も子育ても出来なくなってしまう可能性だってある。

 

お願い、忘れないで。

 

***

 

だから「母親の心の休養」を甘く見ないでほしい。

 

地方に住んでいるからだろうか。娘をレスパイト入院させようとすると「可哀想」「母親なのに」といってくる人もいる。その気持ちは、私にだってある。むしろ、私の中に一番ある。でも、これからも母親でい続けるために、ときに離れる時間が必要なの。

 

普段苦労が多い人ほど…いや全ての人に、 心を壊さないための心のメンテナンスや予防医療が必要。

 

だからどうか、日本中のお母さんに自由に与えて欲しい…「理由なき自由な時間」を。

 

世界を見渡せば、子どもをシッターに預けて旅行に行くことが当然の国も多い。日本は先進国なのに、風習や育児は発展途上国。母親に、抱えきれないほどの責任を与え続ける時代を、そろそろ終わりにしてはどうでしょうか。

 

今日は2021年11月。

 

今日は、ここまで!

 

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