先日、私の人生のピークはこれからやってくる、きっと50歳か60歳だ!って豪語した私ですが(そのときの記事はこちら)でも本音は「若いときに、もっとこうしておけばよかったな」ってあるんですよね。
「時間は戻ってこない」
親となり、さらにその思いは強くなり「時間を大切に生きたいな」と、日々思います。そして、子どもたちにも人生の時間を大切に使って欲しいと、強く思います。一度きりの人生を満足のいくように生きて欲しい。
無駄とは、けして失敗をすることではありません。よく、失敗したことを「時間の無駄」という人がいますが違うように思います。失敗から得れるものは、成功し続けるよりも何倍も学びがある。失敗はチャレンジしたからこそ得れる体験であり「次はこんなことしないぞ」と自分なりのデーターを取ることが出来る。
ここで言いたいのは、そうした個人時間の使い方ではなく「財政赤字」と「少子高齢化」の大きな問題を抱えた日本に対する「時間を大切に」ということです。日本には、もたもたしている時間もお金もないはずです。
今日・明日、来年・再来年には変わってとは言わない。でも、子ども達が社会人になる頃には絶対変わって欲しい!そんな気持ちおを、ひとり親として、障害児2人の親として、ワーママ代表として、声をあげていきたいと思います。
無駄なこと①印鑑
「印鑑も無くなる」「脱印鑑」と言われて何年経つんだろう…障害児達の親として一か月に何個押印しているんだろう。
「印鑑は辞めたけれど、印鑑をサインに置き換えます」ってところがあって、さらにガックリした。
オンライン化についていけない人がいるのはわかるし、印鑑をチェックする仕事や印鑑を製造する仕事が無くなるのも分かるけれど、この人手不足が社会問題となってる現代に、デジタル社会を阻止するような活動辞めようよって思います。
効率化できるところは効率化して、新しい雇用や学びの場を作ればいいじゃんって思う。何なの?!昭和に戻りたいの?!戻れません。
無駄なこと②手書き
印鑑の話と似ていますが…日本のお母さん達は、新年度を迎える度に何枚のお便りを書いているとおもいますか。
親子の名前、住所、電話番号、職場、職場の住所、職場の電話。福祉関係の書類には、毎年のように育成歴や出来るようになったこと、配慮、薬など…。それも事業所別に紙に手書き。
データーならコピペで済む。既に、デジタルコンテンツもネット環境もプラットフォームも、インフラは全部で揃っているのに。
無駄なこと③紙と鉛筆
本当に辞めて欲しい、紙と鉛筆。
もちろんデッサンが好きとか、手書きの絵や文字が好きな人は使えばいい。それが問題だとは言いません。墨と筆しかなかった時代から鉛筆に変化を遂げた現代でも、筆を愛し続ける書道家の人だっている。伝統・アーティストとして残していくことは全く問題ありません。
でも、息子の手書きのテストとか見て思うんですよ、いろいろ。それに、教科書の多さを見て思うんですよ、いろいろ。これ全部タブレットにまとめられるのにな…って。
進化できるところは進化していきましょう。
- 病院のカルテ
- 学校の教科書やノート
- 役所の手続き
- 契約書
それに、鉛筆も紙も地球の資源なんですよ。デジタル化すれば、資源だって無駄にならない。邪(よこしま)な部門でいえば、汚職事件・改ざんも起きないでしょう。
無駄なこと④指定の服・髪型・自転車・靴・カバン
私は、ロードバイクが趣味なんです。あの風通しが良くて軽いヘルメット被ってビュンビュン走る、超軽量自転車は快適ですよ。メチャクチャ高額なものもありますが、中学生高校生が指定されている自転車と変わらない値のものもあります。
あんなにも軽い自転車があるのに、なぜ学校では重い自転車を指定されるのでしょう。(経済のため…)
それに、洗いにくい制服・使い勝手の悪いランドセルや学生カバン・通気性が悪いうえに料金もめちゃ高い体操服と、子どものためを思って選べば、これが指定なるはずなかろう。
経済を回すため?そのために、子どもが犠牲になるのはおかしすぎでしょ。
髪型や服装の指定があるのもおかしな話です。個性は出しちゃダメなの?社会人になると、突然「自分らしさ」や「意見」といった、人と違う自分を求められるのに?
ギャップ萌えならぬ、ギャップ教育ですか?
無駄なこと⑤通学・通勤
在宅ワークになって思うんです。自宅で出来ることは自宅でやりましょう。
もちろん、福祉の仕事や保育の仕事、医療関係者や工事現場の方々…出勤必須の方たちには頭が上がらない。でもね、在宅でできることは在宅でいいんじゃない?って思う。
子どもが学校に行かなくなった…とか、登校拒否になりそう…とかって。この暑さ寒さのなかで、指定のカバン背負って・指定の制服着て通学して、指定の通気性の悪そうなヘルメット被って…登校を拒否したくなるのが普通なのでは…って思ってしまうんです、私は。
通勤も同じ。通勤がなくなれば、その分家族と会話を持つ時間も増えるし、YOGAや読書・勉強と、やりたいことに取り組んでから仕事に向うことだって出来る。仕事を早く終えて、運動に当てることだって出来る。
「浮いた時間も、仕事しろだと?」
浮いた時間こそ、自分に充てるんですよ。
運動すれば病気予防に繋がる。
勉強すればリカレント教育(※1)となる。
リカレント教育は、国民ひとりひとりのキャリアアップにも繋がるし、結果として社会全体が向上すんじゃないかなって思っています。
(※1)リカレント教育に関する記事はこちら。
無駄なこと⑥現金
現金があるから、強盗もオレオレ詐欺も起こるんですよ。
電子マネーもクレジット決済も、今やビットコインまであるし、ビットコインで支払いが可能なサービスまで出てきました。「仮想通貨」や「ビットコイン」を恐れる人がいますが「現金」の方が何倍も危険な気がする。
「なぜか?」と思ったなら、勉強してみてください。知らないことに不安を覚える時代はもう終わりにして、新しいテクノロジーを恐れない自分になる努力も必要。その一環として、マネーリテラシーも学校の授業で組み込んで教えてあげて欲しいなと思います。(私にも教えて欲しい…)
お金の受け渡しが無ければコロナ感染も減る要因の一つになるかもしれないし、無人レジが増えれば人手不足にだって解消できる。汚職事件や麻薬取引とかも減りそうですよね。
無駄なこと⑦確定申告・納税
個人事業主になって知りました。確定申告をするって、その時期だけじゃなくて、それまでの一年間もメチャクチャ税制度に時間を奪われる。(これでも簿記2級取得者です)
請求書作って、レシートや明細集めて、帳簿つけて、極めつけには帳尻併せて確定申告。結局、自分では出来る時間もないから誰かに頼むことになる。
提出した「確定申告」について、不備がない人がいないか調べる職業の人までいるんですよね。この人手不足の時代に。AIがしてくれそうなことは、任せようよって思います。莫大な税金投与してマイナンバー作ったよね?!それに、20年くらい前にも莫大な税金投与して住基ネットってつくりませんでしたっけ?
国民を疲弊させるような作業を生み出す社会よりも、進化するテクノロジーでどうすれば個々人が、不安と疲弊を減らせるか考えるべきだと、私は考えます。
無駄なこと⑧直接合わないと出来ない会議(通知表渡し・家庭訪問含む)
直接合わないと出来ない会議!!!!
zoomも、チャットワークもスラックも、Googlemeetも…数え上げれば多くのプラットフォームが出そろっているのにも関わらず…福祉の会議と学校の個人面談・家庭訪問はリアル対面!
双方(または複数人)が揃うために、連絡をとり、待ち合わせをして、移動して…と、時間が無駄すぎる。移動の間にどれだけ多くのことが出来ることか。
会議のための異動往復1時間・通勤のための異動往復1時間だとしたら、それをなくせば1日2時間も早く仕事を終えれるんですよ。8時間は働くもの!って誰が決めたんだろう。早く終えれるものは早く終えて自分の時間を生きた方がいいでしょう。
病院だって同じで、検査が必要なものは通院も必要でしょうが、問診でおわるのならオンラインで充分。行列の出来ない病院!求む!むしろ、産業化したら?とも思っています。
無駄なもの⑨メディアを悪いものと思う風習
息子の学校にね、ノーメディアデーって一斉のイベントがあるんです。要はメディアを見ない一週間。
なぜ?!
今のメディアって昭和の箱型テレビじゃないんですよ。オンラインを活用し双方向で繋がりって「調べる」「勉強する」「考える」「他人の知見を知る」と多くのことが出来る。
メディアに夢中のときに妨げの時間を大人が作るより、自分でメディアで疲弊して「距離を取らないと疲れが出る」と知ることの方が効果があるのでは…と思っています。
私は、デジタルネイティブ世代の子供達が羨ましくて仕方ありません。自分で調べる力をつけ、多様な側面から物事を見て学び、新しい形の働き方を知り、そして自分の将来と照らし合わせて考える…そんな時代を生きる子ども達が羨ましい。
なのに、なぜメディアを止めるの?!目に悪いから?ゲームは危ないから?
ずっと、ワイドショー見てる方がよっぽど危ないよ。
まとめ
いつもより辛口に書きましたが、親になって本当に思うんです。
冒頭でもお伝えしましたが、「財政赤字」と「少子高齢化」の大きな問題を抱えた日本でには「このまま」を維持してもたもたしている時間もお金もないはずです。
少子化を食い止めないと税収は減り続けます。だからこそ、ただでさえ少ない若い世代の人が「やってらんないよ」って感じる社会ではなく「日本は、暮らしやすい。次世代はもっと暮らしやすくしてあげよう」って考える社会に繋げていってほしい。
仕事も同じで「つまらない」と感じるキャリアじゃなくて「働きたい」「働くのが楽しい」って思うようなキャリアを見つけて、「人の役に立ちたい」と考える個々人になる人が増えるように繋げたい。
私は現在、キャリアコンサルタントになるために勉強中し、国家資格を目指しています。
デジタルネイティブ世代の子ども達が、楽しい・働きやすいと思うキャリアを残してあげたいって心から思います。そして、その子ども達を産んで育ててくれているお母さん達がもっと笑っている社会になってほしい。子どもたちや(障害者含む)、お母さん達のセカンドキャリアのお手伝いをして「自分はこういう風に生きたい」って強く思う人が増えるといいなと思っています。
社会がすぐに変わっていくとは思いませんが、「これはおかしいな」とか「生きづらいな」って仕組みを、声にし行動し続けていけばいつかどこかに声が届くのかなって思っています。(遅々たる歩みでしょう‥‥分かってます)
あなたは、どうおもいますか?
今日はここまで。
自閉症育児をする中で、「障害を理解している風」「多くの個性を受け入れる風」の人に数多く出会ってきました。 みんな、「風(ふう)」なのです。その人たちは、カッコつけてるわけでもなく良い人に […]
「障害者の親になりたい!」と望んでいる人は、私の知る限り過去に出会ったことがありません。 「まさか、私が障害者の親になるなんて」という人が多く、私もそのひとりです。 今回は […]
公共の場で発達障害の子を連れて歩く苦労を、私は痛いほど分かっているつもりです。 自閉症児2人と約12年間生活する中では、公共の場で理不尽に怒られたこともあったし、助けて貰った事もありまし […]
人生100年時代といわれますが、健康寿命は80年くらいではないでしょうか。そう思うと、人生の半分を超えました。 私には、人生の後悔があります。後悔はよくないものとして捉えられますが、私は […]
みなさん、気が付いていますか? 本年も残すところ、100日程度。 早い! 今日は、ずっと人生を楽しみ続ける方法について。 ずっと、人生を楽しみ続けているような キラキラした人っていますよ […]