私は自閉症児2人のひとり親。
娘は特別支援学校の小学6年生。
息子は特別支援学級の小学4年生。
2学期も大変でした。振り返りたいと思います。
自閉症児育児×ひとり親|2学期を振り返る
2人の自閉症と私の3人暮らしの2学期を振り返ります。
- 2学期スタート
- 9月に娘は日帰り修学旅行へ
- 来年度からの娘の入所予定先の施設と特別支援学校の体験へ
- 発表会
- 娘の入院と入所先変更
- 警察沙汰 など
解説しましょう。
2学期スタート
夏休みに娘はレスパイト入院し、9月2日に退院。クラスメイトより1日遅い2学期スタートです。
以下は、そのときのブログの本文より抜粋。
2021年9月2日、予定通り退院する娘を病院に迎えに行きました。そのときです。私を見つけた娘が「ママ」といって走って向かってきてくれた。そんなことは初めてだったし、その行動と言葉が娘の本音だと思っていいでしょうか。娘を育てる中で一番嬉しい出来事でした。
9月に娘は日帰り修学旅行へ
6年生の一大イベント、修学旅行もありました。
特別支援学校に通う娘のコロナ禍の修学旅行は、学校から車で1時間半のところにある県内の水族館へ。楽しめたようで何よりです。
そして、特別支援学校の教職員の方々には6年間感謝しかありません。
娘の「度重なるパニック」を受け止めてくださったことも「不安を最小限に抑えるための努力」も、全て彼女の生きる糧となるはずです。本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。
修学旅行の記録はこちら。
娘は、特別支援学校に通う小学6年生の女の子。 来春、中学校1年生になると同時に、遠くの町の宿舎で暮らすことが決まっています。 医師の「お母さんだけでは育てることが難しくなってきています」という[…]
来年度からの娘の入所予定先の施設と特別支援学校の体験へ
10月中旬、このときはまだ来年度(中学部)から100キロ先の遠方へ、娘の施設入所と転校が決まっていました。後に、近場に変更になります。(後述しています)
娘と私、相談員と学校の担任で中学部体験へ行ってきました。長距離の移動や新しい場所といった非日常となる全てが、娘には苦痛だったと思います。
そのときの様子は、以下記事にて解説しています。
娘は、特別支援学校に通う小学6年生の女の子。 来春、中学校1年生になると同時に、100キロ先の町の宿舎で暮らすことが決まっています。 医師の「お母さんだけでは育てることが難しくなってき[…]
発表会
小学校最後となる娘の発表会もありました。
そのときのブログの一文を引用します。
発表会は素晴らしく「過去一番落ち着いて参加できたのでは?」と思いました。
弟と一緒に発表を見に行きましたが、立派な発表会でした。
娘にとって「家族の前で発表できた思い出」として、いい記憶になってほしい母の一方的な欲望があります…。
とはいえ、発表会前後は娘のコンディションが非常に良くなかったんですよね。(次に後述しています)
娘の入院と入所先変更
発表会前後の娘はパニックも多く、コンディションよくありませんでした。それと連動して、私も息子も疲れ切ってしまい娘は入院を受け入れてもらいました。
また、この頃に更に悲しい出来事がありました。来年度から受け入れを許可してくれていたはずの遠方の施設より「娘の障害の特性から、フィーリングが合えば受け入れます」に意向が変更となったと、相談員を通して連絡がきました。
「フィーリングがあえば、受け入れる」の一言に、私は過剰に傷つきました。その後いろいろありましたが児童相談所が措置をとってくれ、来年度から近場の施設への入所が決まりそうです。(まだ未定らしい)
近場の入所へ変更になる経緯は、以下記事で解説しています。
私は、ひとり親で障害児2人を育てています。 2009年生まれの「特別支援学校に通う娘」と2011年生まれの「特別支援学級に通う息子」、共に自閉症です。 来年度の春(2022年4月)より、娘[…]
警察沙汰
最後に衝撃が強かったのは「警察の我が家への突入」かな。
以前も、近くの交番に電話してきてもらったことがあります。その経緯より「児相」や「医療」からも、自分たちの場所が閉まっている夜間や休日は警察を頼るようにいわれていました。
「前回のこともあるし、ご家庭の状況も分かってくれているからサイレンなど鳴らさずに助けに来てくれますよ」と。
それなのに、サイレン鳴らして10人程度の警官が我が家に押し入り、家宅捜査的に写真撮影などが始まったんですよね、家族3人が本気で怯えました。
詳しくは以下記事にて。
【クリスマス・イブ】娘は最後のレスパイト入院、私と息子は児童相談所へ
クリスマス・イブにあたる2021年12月24日(金)、朝9時に娘は2週間ほどレスパイト入院を受け入れてもらいました。
私の、無理なお願いを通しました。理由はひとつではありませんが、一番は長期休暇を2人穏やかに過ごさせる自信がないこと。親失格といわれれば、それまでですが…そんなこと既に気が付いています。私の育児限界点は既に受けとめています。
不甲斐ない親ですが、子ども達のことが愛おしい気持ちに嘘はなく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
夕方に息子と私は児童相談所へ。
私は、来年度からの娘の施設入所措置にあたり説明を受けました。家庭状況を伝えておかなければならないそうで「離婚時の状況」「経済状況」「私の人間関係」など全て伝えねばならず、心的に苦しいものがありました。
生活保護などを受けられる方も、こうした聞き取りを通して制度利用に至るのだろうなと思うと切なくなりました。(一方では、学びにもなりました)
息子は、来年度からの家族の在り方について話を受け、先日の警察沙汰の振り返りもしたそうです。そのフィードバックを聞いていて、涙が出てしまいました。ツラい思い出を吐き出させられる気持ちを思うと、親として胸が苦しくなった。さらに、迷惑をいっぱいかけている息子の家族を思う優しさを聞くと切ないものがありました。
まとめ:2学期の振り返り
2学期もさまざまなハプニングがあった我が家の3人でした。
子ども達2人とも元気で怪我も病気もなく、2学期を乗り切ってくれてありがとう!
それに尽きます!
今日は、ここまで!