【自閉症の娘と母子分離|2学期編①】12歳の「お誕生日おめでとう」は病院で

私は自閉症児2人のひとり親をしています。

 

娘は特別支援学校の小学6年生、息子は特別支援学級の小学4年生。来春、娘は中学校1年生になると同時に、遠くの町の宿舎で暮らし転校もします。

 

医師の「お母さんだけでは育てることが難しくなってきています」という、母子分離の提案。始めは受け入れることができませんでしたが、「支援者の中で生きる力をつける」という正論が頭から離れず提案を受け入れ、現在は転校・引っ越しの準備中です。

 

娘のお風呂ひとつとっても、衣服の準備も洗髪・洗面・体の拭き上げやドライヤーも私が世話し続ける訳にはいかない。他にも、排せつの世話や生理の処理など、人の手を借りながらも、彼女が生きていく上で自立は必要。

 

家庭で丁寧に根気強く教え、少しでも自立に繋がれば私だって育児が楽になる。でも正直なところ、根気強く教えるより私が先回ってやった方が楽だからやってしまう。ひとり親だから、育児も仕事も上手く回す必要があるし、この先も私が丁寧な指導・支援を家庭で教えれるとは到底思えない。だから「母子分離したほうがいい」と、結論を出しました。

 

そうやって、日々の暮らしの中に「12歳で親子が離れなければいけない理由」を、毎日探し続けています。それが私の心の安定にも繋がってる。

 

***

 

今年は、3人で暮らす最後の夏になるかもしれないため、コロナ禍ではありますが3人で「家族の思い出」を作りに近場へ1泊旅行もしました。

 

旅行帰宅後「来春までの家族の時間となる残り半年は、ずっと一緒に過ごそうね」と思っていた矢先。長期休暇という家族だけでの過ごしが、三者三様に苦しくなり娘のレスパイト入院をお願いし受け入れて貰うことになりました。

 

2度目の入院となり、ごめんね。
来週は娘の誕生日なのに入院となり、ごめんね。
私は娘に謝罪すべきことが多すぎる。

 

1度目の入院は「誰のせいでもない」と言い聞かせていたけれど、今回の入院は私のせいだと思う。

 

噛みついたり暴れたり、夜中に叩き起こされたり…悪気のない彼女の行動。むしろ、苦しみと不安から表出してしまうその行動を、受け止めることも、それに付き合う体力も、そして精神力さえも…近日の私からは失われてしまいました。精神的なものなのか加齢なのか、その両方なのかは私にも分かりません。

 

***

 

コロナ禍もあり、入院中は面会はできない予定でしたが、病院側へ無理をいってケーキを持参して3人で一緒にケーキを食べました。入院後8日目のことです。

 

 

後ろで看護師や医師に見張られていた(表現が悪い💦)。
監視されていた(これも表現が悪い💦)
見守って貰っていた。

 

本当は3人になりたかったけれど、仕方ない。

 

ハッピーバースデーの歌を3人で歌ったあと、私は涙がとまらなくなりました。後ろには医師や看護師が数人いて、恥ずかしいから声を殺して泣きました。涙が止まらずケーキなんて喉を通る状態ではなかったけど「めでたいケーキだから」と、何口か口にしました。

 

泣きながらケーキ食べたことありますか。
私はこんなに苦しいケーキは人生初めてでした。

 

***

 

兎にも角にもめでたい娘の12歳の誕生日。干支もひと回りです。(うし年だモー)

 

母子分離に対しても2度目の入院に対しても、周囲からさまざまな意見を貰います。肯定的な意見も否定的な意見も、私の胸には深く突き刺さります。

 

でもね、どこかで同じような境遇で悩んでいるお母さんがいたら、知っておいて欲しいことがあります。12年のあいだ、娘と向き合い続けて感じるのは「お別れすることも、手を放すことも、親としての愛のひとつ」だと思っています。そして、手放さないことも何も間違っていない家族としての選択肢だと思います。

 

2度目のレスパイト入院
小学校6年生夏休み:2021年8月13日より9月2日まで。

 

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