【読本コラム#10】障害者に対する差別は、私も完全にない訳じゃない

公共の場に出ると、自閉症の子どもたちのことを笑われたり問題行動で怒られたりして、生きていることそのものが悲しくなることも多い。

 

そんな人ばかりじゃないけど、白い目で見る人も多いのが現実だし、とても傷付いてるし悔しい。

 

「障害者を理解してください」
「障害者の家族の暮らしを知ってください」

 

と思って発信し続けていますが、私だって潜在的な部分で障害者に対する差別があることに自分自身気が付いています。さらには「自閉症の育児をしなくていい、多くのママ達が羨ましい」と思ってしまう、邪(よこしま)な気持ちもときに見え隠れします。

 

※自分の邪(よこしま)な気持ちを責めないようにしている。ありのままの気持ちと事実を受け止め、生きるって大切です。

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特別支援学校の体育祭では、重い身体障害を抱えた子が必死でゴールを目指している姿を目の当たりにします。まるで、24時間チャリティー番組を見ているようです。

 

障害を抱えて頑張る子達の姿見て、泣きそうになってしまうんですよね。

 

障害のある人の気持ちを深く考えてない頃は、そうしたことに涙を浮かべる自分の心を優しいものだと思っていました

 

でも、違うんですよね。障害を抱える子たちと暮らし、この子達の生き方を知れば知るほど、自分の感情が偽善であると「ハッとする」ことが増えました。

 

どうですか。皆さんは自分に障害があったとして、みんなと同じことを頑張っているだけなのに、その姿に涙されたら…。

 

私は身体に障害を抱えていないから、身体障害者として生きる気持ちがわからないし、我が子達のように感情をコントロールできない気持ちが分からない。

 

彼らの頑張りに対して、涙したことはある。言葉にはしない「障害があるのにすごい」と心の中で思いながら応援したことは山のようにあると思う。

 

でも、きっとそうじゃないんだよね。頑張ってるときは、障害者としでてはなく人として見てあげきゃ行けないし、反対に困っているときには応援や同情ではなく、正しい支援が必要なんだよね。

 

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私は、知り合いにLGBTQの人がいます。私には、同性の人を好きになるという気持ちが分かりません。でも、理解は示したいと心から思っています。

 

先日「ゲイの人は明るい」って話す知人がいたんですよね。確かにIKKOさんとか見てても本当に明るい。

 

その場に息子が居た息子は案の定「ゲイってなに?」って聞いてくる。だから「ゲイ」について、かみ砕いて説明した。そしたら「ゲイの人は明るいの?」と聞いてきた。

 

「私たちと同じで周りにいい人がいっぱい居れば明るくなるし、嫌な人がいっぱい居れば悲しくなっちゃうんだよ」と伝えた。

 

更に自分の意見として「明るいというイメージを持った人もいっぱいいるけれど、明るくなるまでに人と違う自分をいっぱい責めてきたんじゃないかなと、ママは思ってる」と、付け加えた。

 

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令和3年で2021年。時代は「自由」ですよ。インターネットの普及によって発言も働き方も生き方も多様化が止まりません。そんな中、マイノリティ(少数派)の人達の暮らしが、多くの人達と同じ場所で生きやすく暮らしやすくなるように支援が必要なことくらい、知ってて当然。

 

知らないのなら、考えていかなきゃならないし、考えていく場が必要。全ての人たちが生きやすくなるための、価値観のアップデートが必要な時代です。

 

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障害者の運動会を見て泣いちゃうような私はまだまだ、理解が足りないのだなと思う。

 

今の子ども達には、学校できちんと学んできて欲しい。そして将来、価値観のアップデートが遅れてる日本を変えていってほしい。

 

私も学びたい。多くのマイノリティの人に「堂々と暮らせる」自然な振る舞いと正しい支援を出来る人となりたい。

 

「自閉症ってどんな子?」
「学習障害ってどんな子?」
「場面緘黙(ばめんかんもく)ってどんな子?」
「吃音って?」
「LGBTQって?」
「移民って?」
「ひとり親って?」
「夫婦別姓って?」

 

詳しく知らない人って、いっぱいいるのではないでしょうか?

 

私も知らないことだらけで、差別に繋がる言動をとっていることもあるかもしれない。

 

ときに、影響力のある人が差別的発言をすると、国全体からバッシングが上がります。でも、考えてみて欲しい。自分は批判できる立場なのかどうか…。

 

私もまだまだ未熟です。娘がパニックになることなんて、一生理解出来ないかもしれない。専門家と肩ひじ張れるくらいに本だって読み漁ったけれど、どうすることが正解なのか未だに分からない。

 

今の未熟な私にできることは、こうやって発信を続けていくことです。

 

今日は、ここまで。

 

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