【自閉症の娘と母子分離④】近日、娘が落ち着いているけど母子分離すべき?の答え

私は自閉症児2人のひとり親をしています。

 

娘は特別支援学校の小学6年生、息子は特別支援学級の小学4年生。

 

春先から娘の精神状態が悪くなり、娘が多くの苦しみを抱えたことをキッカケに家族も崩壊し始めました。結果として娘は、精神科病院へ入院し現在は「生きる力」を付けるために母子分離(要は宿舎入所)の提案を受けています。

 

まだ決めかねてはいますが、行動に移すことも想定しつつ、先日は転校先の施設と学校の見学に行ってきました!

 

「18歳までは当然一緒に暮らす」と思っていたときには、娘の日常の世話全てを疲れたなと感じていたものの、来年度からは施設入所して「もう、一緒に暮らせないんだな」と思うと「ずっとお世話したい」と、思うように気持ちが切り替わりました。私は、自閉症児の親としては、まだまだ未熟でわがままなのだなと感じます。

 

今回は、揺れ動く葛藤の中で先日、久々に娘のパニックに対応した親心を書き綴ります。

「娘が落ち着いてきたけれど、入所させるべきなの?」の問い

娘の精神科病院退院から1ヶ月が経ちました。

 

退院後からとても落ち着いている日が続いています。薬が変わったことが原因なのか、入院期間に彼女なりに考えることがあったからなのか、またはその両方かは私にも分かりません。自ら私に体を引っ付けてくることも増えましたし、とても可愛らしいです。

 

落ち着いていて、可愛らしい娘に対し「家族として一緒に暮らしたい」と思うのは親として当然。しかし、このままずっと私と暮らしていては、生活面で出来ることが増えないし、パニック時の対処法なども身に付けにくいでしょう。そして、私は娘より先に老いて去っていくわけだから、このまま3人暮らしを続けることが親として最善の策ではないことくらい理解しています。

 

もちろん、(おそらく)不安や日中のフラッシュバックから、突然の号泣やプチパニックもあります。しかし、大きなパニックに発展することはなく、「辛いね」と声掛けをしながら背中を撫でたりし落ち着きを取り戻していました。

 

薬の大幅な変更もいい方向へ進でいました。睡眠障害も治まり、生活が整うことで家族全体が落ち着き始めていました。

 

とはいえ、小さい頃から彼女と暮らす親としては分かっていました。彼女自身が、障害により自分の努力ではどうすることも出来ない感情面と向き合い頑張っていることも、痛いほど伝わっていました。

 

弟も、そんな娘に配慮してくれていることも分かっていました。子ども達に、何処よりもリラックスして欲しい「家」で、こんなにも努力を積み重ねさせてしまうことに、親として胸が痛む。その中で、私が出来ることは、普通に振る舞うことと笑顔を振りまくこと。半ば、嘘のような作り笑顔でした。

精神が崩れるキッカケは、常にある自閉症児達

自閉症児の精神が崩れるキッカケは、一瞬です。

 

長い時間をかけて習得した「落ち着いた精神」も、ちょっとしたことがキッカケで崩れることがあります。となれば、また合うお薬を探し続け、生活のフォローが増え…そのことで本人も家族も疲弊します。本人は劣等感も募ることでしょう。

 

自閉症児の豆知識

自閉症児の子ども達は、定型発達の人たちにしたら想像もできないようなことで崩れ始めます。

娘の場合は・・・

  • 公共の場の音(赤ちゃんの泣き声や店のアナウンス)
  • 眩しさや暑さといった過敏性
  • いつもと違う道や環境
  • 新しい場所や人
  • 予定外のスケジュール

 

そんな中、元夫から「面会」の要望が久々に来ました。コロナ禍だとか、(元夫)同じ県内だとはいえ他地域に在住していることとか、先日の娘の入院のこと(落ち着き始めていること)を理由に、「ライン電話」を提案し続けましたが「面会」が彼の希望でした。

 

そもそも「今は元夫と会わせたくない」という邪(よこしま)な気持ちが、私の心の根底にあったと感じています。自分の邪な気持ちを消し去っていい人になろうと…そして、元夫婦間で争うことを避けようと、私自身が「飲食なしで」を条件に合せることを了承しました。

 

結果、娘も息子もパニックになって帰ってきた。夜にはフラッシュバックもあり、寝れなくなって入院後初の大パニックになった娘。入院前のような家族中が崩壊していくようすに耐えきれず、3人で号泣した。翌朝も、翌々日も娘は私に噛みついてきた。パニックが再開し始めた。自閉っ子が崩れるのは一瞬です。

 

母親だからこそ、娘のことを一番に考えるべきだし「ライン電話でなければダメ」「今は会わせることは出来ない」と強く言う選択肢もあったのに、自分を守った私自身を未だ許せません。

「娘が落ち着いてきたけれど、入所させるべきなの?」の答え

元夫を責めているのではありません。父子面会を断り(そもそも起因かどうかも不明)彼女の精神面を守ったとしても、彼女の精神が崩れるキッカケは、そこら辺りにゴロゴロ転がっている

 

生きていれば、「まじで?」「なんで?」「まさかでしょ?!」ってことがこれからも、いっぱい起こる。私にも娘にも、もちろん息子にも。そこを乗り越える力を、障害が邪魔をして一気に崩れていく自閉っ子達。本人が崩れると、家族全員が共倒れする可能性も高い。

 

娘の精神を守り続ける努力なんて、私一人に出来るわけはない。私だけじゃなくて、誰にも出来ない。その「まさか」のときの対処方法は、自分で身につけるべきだし、それを教えることができるのは「愛情」「親心」が邪魔しない他人の方がいいはず。

 

ずっとずっと、いい状態が続いて、ずっとずっと穏やかに暮らしていきたいのだけど…我が家は「精神障害と共に生きる家族」であることを忘れてはならなかったんです。娘の入院前の、家族の誰かが犯罪者になりそうだったときのことを忘れちゃダメだったんだ。

 

「娘が落ち着いてきたけれど、入所させるべきなの?」という問いに対しての答えが、父親との面会の日に出た気がする。

 

「あの人のせいで」「あの出来事のせいで」と、娘が崩れたんだとキッカケに執着する母親にはなりたくない。いつやってくるか分からない、娘の精神の崩壊彼女自身が対応する力を付けるため、それを習得出来る場へ送り出すことが私の役目だということを。

 

ここ数日の自分の行動とネガティブさにずっと悶々としてる。でも、時間は戻らないし育児は止まることが出来ない。

 

自閉症育児は、苦しいよ!

 

今日はここまで。

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