特別支援教育とは|普通の学校(学級)へ行かせたいと思ったら読んで欲しいこと

今年も、就学相談の季節がやってきました。

 

未就学の支援児を持つ親の中には
我が子を「普通の学校に行かせたい…
そのように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私は専門家ではなく、ごく普通の一般的な母親で、なんとか自閉症児2人を育てています。
娘は特別支援学校息子は特別支援学級へそれぞれが通っていますが、特別支援教育を受けることが出来て本当に良かったなと感じています。

 

今回は、「特別支援教育とはなにか」についてお伝えした後に「我が子を普通の学校に行かせたい」と考える方にむけて、母としての気持ちをツラツラ執筆しています。誰かの、悶々とした気持ちが少しでも楽になれば幸いです。

特別支援教育とは?

私が思うに、特別支援教育は「オーダーメイドの義務教育」ではないかと思います。

 

さおり
もっと、真面目にお伝えしますね。

特別支援では、どのような教育をしているの?

特別支援教育は、数多くの事例があり一言では言えませんが本当にオーダーメイドなのです。

 

身体に障害がある子は、その子の体力に合わせたカリキュラムが組まれますし、集中力が散漫な子は集中しやすい環境の中で授業を受けることが出来ます。

 

ひとりひとりに合せた、きめ細やかな対応をされるのが特別支援教育となります。

 

我が子達を「特別支援学校」と「特別支援学級」の両方にを通わせる中で感じる体験談については、こちらに詳しく書いてあります。「どんな勉強をしているんだろう」「送迎は?」など、細かなことが気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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いつから始まったの?

特別支援教育は2007年に始まった制度で、子ども達ひとりひとりに合せた教育を目指すものです。

 

それ以前は、特殊教育と呼ばれていて教育する側が、児童を以下の学級・学校に分けていました。

  • 普通学級
  • 特殊学級
  • 盲学校
  • ろう学校
  • 養護学校

 

現在は、子どものニーズや困り感に合せて「就学相談委員会」が保護者の意見を取り入れながら、どこの学校がいいのかといった判定を出します。

 

判定を出した後に最終的な決定権を保護者側に委ねられることが、「特殊教育」と「特別支援教育」の大きな違いのひとつです。

 

特別支援教育はどこで受けることができるの?

特別支援教育は、以下の場所で受けることが出来ます。

 

  • 特別支援学校
  • 特別支援学級
  • 盲学校
  • ろう学校

特別支援教育を受けるかどうかは、どうやって決まるの?

児童に「特別支援教育が必要なのか」「どこの学校(学級)が適しているのか」の判定をするのは、自治体の教育委員会による「就学相談」です。

 

各自治体の就学相談委員会が、児童の集団の中でのようすを実際に見学に行きます。保護者や支援者の意見も取り入れて「教育学・心理学・医学」による評価をし判定をします。

就学相談の判定結果に従わないといけないの?

就学相談によって決まった判定は、就学相談委員会より直接保護者へ「どこの学校(教室)が、児童に見合っているのか」を伝えられます。

 

就学相談委員会の人達は、経験値にも知見にも長けているし、親や支援者とは違う客観的な視点で判断します。お子さんにとっての一番良い教育的ニーズを判定している場合が多いものです。多いのかなあ…(母親としてはよく分かりません、後述します)

 

しかし、最終決定権は保護者にあり教育委員会の評価や判定に従う必要はありません

 

…となっていますが、自治体により独自のルールもあるのかもしれません。

我が家の場合は

・娘は「特別支援学校判定」→親の希望通り→了承
・息子は「特別支援学級判定」→母反抗「特別支援学校に入れさせてください」→就学相談委員会「却下」

その1年後に就学したのちにも、再度「就学相談委員会」に審議にかけて貰いましたが、再却下。

さおり
話が長くなりそうなので、また後日にあらためて記事にでもしますね。

「普通の学校・普通級へ行かせたい」と思ったら知って欲しいこと

ここからは、「普通の学校に行かせたい」「普通級に行かせたい」と願う親御さんへ向けて、私から個人的なお話をしたいと思います。※私も母親なので気持ちは分かります…。

 

多くの子どもが通う学校へ自分の子どもを行かせたい

「多くの子どもが通う、普通の学校に我が子を通わせたい。」

 

親としての子の気持ちは、非常によくある保護者の悩みだそうです。

 

さおり

めちゃくちゃ分かります。人と違う道を歩むって大変ですもん。

大人として、親として、人として物凄く理解しているからこそ、我が子の人生は良いものであってほしいと願うのが親ですよね。

 

「普通の学校に行かせたい」と願う気持ちの中には、なんとなく「特別支援教育を受けさせた方がいいのかな」と、気付いている人も多いのではないかなと思います。

 

「集団の中での我が子」と「家族と過ごす我が子」の両方を知る親は、我が子と他人の子のの違いに敏感です。

 

「支援が必要」という気持ちと「普通に育てたい」という気持ちが、葛藤や悩みとなり気持ちに押し潰されそうになりますよね。

 

でも「普通」って何だと思いますか。「普通」であることは大切なことでしょうか。普通の環境にいることで、いい成長を遂げるという保証はありません。

 

親にできることは、親基準の普通を与えることではなく、我が子が学びやすい環境を選んであげることではないかなと、私は考えます。

実は、ほとんどの人が特別支援学級や障害者のことを良く知らない

「普通の学校(学級)へ行かせたい」と考える、心の奥の奥には障害に対する偏見もあるのではないかなと思います。

 

責めているのではありません。偏見は「本当のことを、知らないから」起こるものです。人は「知らないこと」を怖いとか嫌だとか思ってしまう心理が働くそうです。

 

ぼんやりとしか知らない障害や特別支援教育に対し嫌悪感を抱いてしまい「嫌な場所へ、我が子を通わせたくない」と、考えてしまうのは、親として当然な気持ちの流れなのかもしれません。

 

障害者の環境を嫌だと思うのならば、まずは「知ってみようかな」というところから始めてみてはどうかなと思います。

普通級に行くことに意味はないのか?

普通級に行き、普通級の子どもと過ごすことにも意味があると思います。

 

多くの子ども達の中ですごすことで、経験することの量が増えます。必然的に支援児童も経験値が増えます。ただ、子どもが学びやすい環境を整えた方がより多くのことを吸収出来るはずです。

 

通常級で困りながら授業を受けているよりも、特別支援という教育的配慮の中にいる方が、ずっとずっと伸びて行けるのではないかなと思います。

教育委員会の判定には納得できないもの

教育委員会の判定は、何を提示されても納得がいかないものです。(個人的見解)

 

私は、娘を特別支援学校に行かせたいと考えていましたし、教育委員会の判定も特別支援学校判定でした。それでも「判定してくれて、助かった」とは思えず、1日や2日程度娘の集団生活を見学したり支援者の聞き取りをしたりして「一体何が分かるのだろう」と不満に思っていました。

 

意見が食い違っていなくてもこうなのだから、保護者の希望に添わない判定をされたら、納得がいかなくて当然だと思います。

親が子どものために出来ること

自分の人生の決断をするのですら、とても勇気が要るものです。人と違う道を歩むこと、先行きが分からないこと、正解の無いようなことであれば、本当に頭を抱えて悩みます。

 

それが、我が子の人生を大きく左右する決断をするとなれば、なかなか決めることが出来なくて当然です。

 

「なぜ、私がこんな目に合わないと行けないのか」
「なぜ、我が子が他人と違う道を歩まなければならないのか」
「この子は障害児なのか…」

 

支援児童の親は、成長の節目がくる度に人より悩むことが多く、辛く納得がいかない気持ちはよく分かります。

 

この子がお腹にいるときから思い描いていた未来とかけ離れ過ぎていて、苦しくなる気持ちも分かります。

 

しかし、どのような子どもを産んだとしても、育児は絶対といっていいほど親の思い描いた通りには行かないはずです。ここは、親の気持ちは一旦しまって置いて「この子が、ひとつでも笑顔が増える暮らしはどこだろう」と、考えてみてください。

 

「この子が、ひとつでも笑顔が増える暮らしはどこだろう」・・・これは、あらゆるときに障害児の親を助けてくれる基準となると、私は考えます。

まとめ
特別支援教育とは|「普通の学校・普通級へ行かせたい」と思ったら知って欲しいこと

「特別支援教育とはなにか」についてお伝えしてまいりました。

 

多くの障害児の親にとって「就学相談」は大きな節目となります。
みんなが、ラン活や進学に胸を躍らせる中、悲しく悩み…そして決断までしないといけない。

 

「発達障害」という生き方を知らない私が、どうやって…?!
何を選べば、正解なの?!

 

子どもが人一倍大変な成長の階段を上るとともに、親も一緒に階段を乗り越えなければなりません。

 

この子は何を求めているのだろう…
障害を抱える子の親は、あまりにも早い段階で自分の子どもにとって最良の選択を考える立場に立たされてしまう。

 

私から何か励ますことが出来るのなら「どちらを選んだとしても、あなたが一生懸命考えて出した答えなら絶対に大丈夫」と、思っています。

 

今日は、ここまで。

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