障害児の親×ひとり親の私「なぜ個人事業を選ぶのか」

「なぜ、ひとり親なのに不安定な個人事業を頑張って続けるの?」

 

先日、自治体に我が子の手当のことで相談に行ったときに露骨に聞かれた言葉です。

 

本当ですよね。個人事業は、不安定だし社会保障もないし…でも、そこにはひとり親障害児育児をするからこそ感じる就労の課題があるからです。

 

今回は「障害児の親×ひとり親の私」が、なぜ不安定な個人事業を選ぶのかについて、私なりの思いを書き綴りたいと思います。

「障害児の親×ひとり親の私|が、個人事業を選ぶ理由

私はしがないwebライターをしています。収入も不安定ですし、有休などの社会保障もありません。子どもを守る親ならば「もしものとき」のことを考え、社会保障が整った定職に就くべきだと考える方も多いのでしょう。

 

そんなことは重々承知した上で、私が個人事業を続ける理由は、主に以下の2つ。

  1. 障害児の親は働きづらい
  2. ひとり親も働きづらい

詳しく解説します。

理由①|障害児の親は働きづらい

障害児の親は働きづらいです。私の過去2か月(4月と5月)における、我が家の子どもに関する予定を洗い出してみました。一部、私の予定もありますが、いずれも企業で雇われていたら「有休申請」が必要だったものです。

 

日にち 4月 5月
春休み放課後デイ預かりなし GW(ゴールデンウイーク)
春休み期間中のため
(放課後デイの始業に合せて9時送迎)
GW(ゴールデンウイーク)
GW(ゴールデンウイーク)
↓  トイレの修理業者13時訪問 GW(ゴールデンウイーク)
GW(ゴールデンウイーク)
AM9:30 娘の精神科通院
ここまで9時送迎 母:歯医者
子ども達の始業式 娘の緊急入院
息子はコロナ禍の入学式のため学校休み
10
11 娘の洗濯物をとりにいく
12 母:歯医者
13
14 娘の洗濯物を取りに行く
15 AM9:30 娘の精神科通院 PM15:30 息子通院と散髪
16
17 息子体調不良(学校休み)
18 息子体調不良(学校休み)
19 PM14:00 娘の支援会議
20
21 娘の洗濯物を取りに行く
22
23 母:歯医者
24 新しい放課後デイの見学 PM15:00 娘の支援会議
25
26 PM16:00 息子通院 午前中:息子の公開学習
27 母:歯医者 PM16:30 娘の学校の懇談
28 娘退院
29 祝日だけど、娘は学校
息子は祝日
自宅の修理業者
30 娘は代休
31 GW(ゴールデンウイーク)

多くないですか。皆さんは、これだけの有休や時短勤務を貰える保障のある職場で働いていますか。

 

仮に、このスケジュールに対応できるほどの社会保障(有休や時短勤務)があったとしても、正々堂々と取得し続けることが出来ますか。

 

この2か月は、例外にも娘が入院したので「洗濯ものを届けるため」などの往復作業が増えてしまいましたが、それを抜いても予定が多すぎです。

 

それに特別支援学校の学校の開校は遅め(朝8時50分)、放課後デイサービスのお迎えの時間は日によってまちまち(17時~17時半)…。

 

ここまでをザっとまとめると、以下が「障害児2人を育てるひとり親」の働ける条件となります。

  • 9時以降の出勤で16時半には仕事を上がれる勤務
  • 更なる時短勤務をする OR 週3日か4日しか働かない

本当、働きづらいですよ。でも、働かないと生活が回らないし死活問題。

 

 

「ひとり親×障害児2人育児の人なんて、そんなにいないよ」と思うかもしれませんが、実は結構多いです。自閉症児の親の離婚率は高いというデータが出ていますし、障害児の子を育てるのは両親が揃っていても大変です。定型発達児をひとり親で育てるのもメチャクチャ大変です。

 

それだけではありません。当然と思われている定型発達の子を親2人で育てることだってメチャクチャ大変なのです。

 

子どもは親が見るのは基本ですが、独身の頃のように働くのは無理です。子どもを増やすための働きかけには積極的な日本ですが、生まれた後の命のことも国全体でしっかり考えて欲しいですよ。

理由②|ひとり親も働きづらい

ひとり親が働きづらい理由も解説しておきましょう。

 

※ここでのポイントはひとり親が貧困な理由ではなく、ひとり親が働きづらい理由です。

 

子育てをしながら大人が暮らしていくには「収入を得る中心者」と「子どもの世話をする中心者」の2人が必要です。これは必要最低人数の話で、産後や障害児育児などの特例の場合は「家事をする中心者」もいなければ、通常通りに生活が回るとは思えません(実体験済み)。

 

無理を重ねながらなんとか、生活を熟している人が大多数を占めているために気付かれにくいですが、心身ともに崩壊寸前です。

 

ひとり親は「収入源」「世話人」「家事人」の3役を1人でこなさなければいけません。どれか一つを辞めることは出来ません。3つ全てを上手くやりくりするには、1つあたりへの勢力を3割程度にとどめなければならず、収入を3割に留めるということは生活に大きな影響を与えます。

 

それを補うために、児童扶養手当(ひとり親に与えられる手当)がありますが収入によって9千円程度~5万円程度です(2人目以降は9千円程度追加)。この額で、収入の不足を補えると思いますか。

 

さおり
誰が考えた計算式なのだろう。
罰ゲームかな。

「働き方をネタマイズ出来る時代へ」この波に乗ろう!

ひとり親や障害児の親にとって、外での就労がこんなにも働きづらいのならば、「在宅で働きたい」「自営業ができたらな」と考えるのは自然の流れです。

 

ここで考えるのは、次のことですよね。

  • 雇われる=安定
  • 自営業=不安定

 

ひとり親や障害児の親でなくても、
「好きな仕事をしてみたいな」
「自分で仕事を始めてみたいな」
と、思ったことはあると思います。

 

仕事における「安定かチャレンジか…」の葛藤って、多くの社会人の方が一度は考えたことあるのではないかと思います。

 

ここで、会社員の良さと個人事業の良さを一度洗い出してみましょう。

会社員の良さ

会社員の良さは、主に以下。

  • 安定した収入
  • 社会保障
  • 福利厚生
  • 雇用保険加入

 

もう、安定につきますね!

 

今はコロナ禍で会社の倒産どころか、その業界ごと潰れる心配なども懸念されていますが、それでも国も組織も労働者を守ろうとしてくれます。仮に倒産したとしても、雇用保険がしばらくの間は最低限の生活を守ってくれますからね。

 

また、仕事を休んでも有休があるし、実はさぼって働いていないくても(コラ)給料が出るというのは組織ならではだと思います。

個人事業の良さ

個人事業の良さは、主に以下。

  • 通勤時間がない
  • 時間の調整をつけやすい
  • 能力次第で収入UP
  • 働く場合が自由(な場合もある)
  • 人間関係のストレスがない
  • スキルが向上する

 

通勤時間がないことや、時間の調整がつけやすいって最高ですよね。特に子育て中の主婦にとっては「喉から手が出るほど欲しい条件」ではないでしょうか。

 

期待値の視点で言えば、頑張れば頑張るだけ収入が上がることも期待できますし、スキルアップの視点で考えても上司に認められるための努力とは違い、自分の能力を伸ばすために頑張るわけなので、この辺り大きなメリットだと思います。

どちらの生き方をしたいのか

結局、私が「安定」という守られたものを脱ぎ捨てて個人事業を決めた理由は
「どちらの生き方をしたいのか」
「どちらを選んだら、失敗したときに後悔しないのか」
この辺りだと思います。

 

ひとり親の私にとっては「組織の中にいる安定・社会保障」は何よりの魅力です。でも、収入もなかなか上がらないし、ときに理不尽だと思うこともあったり、世知辛かったんですよね。何より、達成感がない。そこを「仕事だから」と割り切れない性格だったのだと思います。

 

「ごめんなさい」と申し訳なく思いながら、有休をとり続け企業に属することも、ワーママにとっては生きる術のひとつです。それに、やりがいのある企業なら、そこで働き続けるべきです。有休も自分に与えられた権利なのだから、周囲の視線なんて気にする必要はないのが当然であってほしい。

 

ただ、個人で自分の生き方や働き方をネタマイズ出来るような時代に突入した今だからこそ「生きたいように生きる」と考えることも出来ますよね。

 

人生は1度しかないし、20代も30代も40代もあっという間に過ぎていく、それはこれからも同じ。

 

だから
「どんな生き方をしたいのか」
「それに見合った働き方は、何があるのか」
「仕事で人生を潤ったものにするにはどうすればいいのか」
と、このあたりとても重要なことだと私は考えます。

 

そして「そんな生き方をさせてくれてありがとう」「あなた達がいたから頑張れた」と、言える親となりたいしね。

 

皆さんは、どう考えますか。

 

今日はここまで。

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最初はひとつの企業のライターだった私が、今は複数の企業のwebライターであり現在は、その他の仕事もサポートできるようになりました。また、今は国家資格のキャリアコンサルタントを目指して新しいビジネスにもチャレンジしようと考えています。

 

 

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