体験談|キャリアコンサルタント養成講座#1「障害児の親×ひとり親がキャリアコンサルタントに?」

私はひとり親をしながら、自閉症児2人を育てています。

 

娘は、2009年生まれ小学校6年生で特別支援学校へ。
息子は、2011年生まれ小学校4年で特別支援学級へ。

 

私は1979年生まれの42歳で、中高年の身体にムチ打って育児して働いてます。

 

そんな私が「キャリアコンサルタント」になりたいと思った理由と、ここまでを助けてくださった自治体の方々とキャリアコンサルタント受講先「ヒューマンアカデミー」の方々の配慮への気持ちを書き綴ります。

 

キャリコンになるまでの道のりをシリーズ化し、皆さんに見届けて応援して頂けたら幸いです。

最初に:なぜキャリアコンサルタントになりたいと思ったのか

「障害者2人の親」「ひとり親」という立場だからこそ感じる働き方に関する、風習とか制度の違和感が私にはいくつかあります。

  • なぜ、障害児は人一倍頑張って支援教育を受けているのに一般の人に比べて就労が限定的なんだろう
  • なぜ、「ワーママ」は忙しいのが常識で、「ワーパパ」という言葉が無いのだろう
  • なぜ、ひとり親はこんなにも働きづらいのだろう
  • なぜ、障害児の親はこんなにも働きづらいのだろう

 

私が「障害者の親だからこそ」「ひとり親だからこそ」抱える困りごとのほとんどが、働き方と暮らし方です。子どもに障害があることそのものを悩むことなどありません。

 

「ひとり親だから」とか「障害者の親だから」という理由で「大変ね」と片づけられがちですが、そんなの良くない。多くの親御さん達が当然のようにセカンドキャリアに踏み出す中、その行動が私達マイノリティには手の届かない行動だなんて虚しすぎる。

 

どのような立場であったとしても、みんなにとって当然の行動は、自分にとっても当然であってほしい。

 

そんな気持ちから、私自身が国家資格キャリアコンサルタントになって、障害者当時者は元より、同じような境遇のお母さんたちのキャリアの課題を少しでも支えていきたいなと思うようになりました。

自閉症児のお母さんとひとり親であるということ

自分で言うのもなんですが、自閉症児のお母さんをすることもひとり親をすることもとても大変です。

 

寝る時間もないし、食事は立ち食いが多いです。食費は削りたいので、野菜も端っこまで使い切ります。時間も一斉無駄にしたくないので、常にメモを持ってタスクを熟す毎日です。

 

朝起きた瞬間から、自閉症児のパニックに怯え、家事のタスクに追われ、仕事にも追われ、ゆとりある暮らしとは無縁で毎日ボロボロです。

 

鬱になるには十分なほどの要素と隣り合わせで生活しているのに、私は何とかうつ病にならずに生きてます。そこには「潰れたくない」「我が子達のお母さんとして生きたい」と、強い思いがあるからだと思っています。

 

そうした強い思いの中には「まだ自分の人生に満足がいっていない」という、人生の無達成感もあると感じます。愛する子ども達も元気だし、ひとり親だけどなんとか生活してるし、多くの支援者に囲まれ助けられ幸せなはずなのに、まだ他人任せの人生というか、「自分の人生をやり切った感」がありません。

 

このまま、なんとなく幸せに穏やかに人生が終わっていくのならば、私が生まれてきた意味はどこにあるのでしょう。そのように思っています。

 

はたから見れば毎日空回りしているように見えることも多いでしょうし、富も名誉も当たり前の家族でさえ保つことが出来ない私は、そうやって忙しく動くことでしか、一般的な暮らしに追いつくことが出来ません。

 

そんなにも追い詰められた状況なのに「国家資格のキャリアコンサルタントになりたい」と閃いたときは、自分のことを「本気のアホなのかもしれない」と思いました。

キャリアコンサルタントを選んだ理由は?

キャリアコンサルタントは人を支援する仕事です。社会人が、その人らしくイキイキと働けるように支援を行うプロのことです。

 

働き方に限らず、今後の生き方やその人の抱える暮らしの背景までをも配慮し、相談によってその人らしさを最大限に引き出します。人生をいい方へ導きくことが出来る、プロフェッショナルのカウンセラーです。

 

毎日がてんてこ舞いな私が、他人の支援なんて出来るわけないと笑う人もいるでしょう。

 

「ひとり親・2人の障害児の親・毎日ゆとりが無くてセカセカしてる」そんな私から「充実」という言葉は程遠いかもしれません。しかし、私は自分の辿ってきた人生を愛していますし、自分の仕事も誇りに思っています。

 

ひとり親という親の育児とキャリアの極致に立たされた当事者として
障害者の生き辛さを目の当たりにする当事者として

 

私だからこそ、理解・共感することができることもあるはずです。私が知識を得ることで、人生をよりよい方向へ導いてあげることの出来る誰かがいるのではないかと考えます。

 

「自分らしく生きる」「自分らしく働く」「夢を描く」という行動が、一部の限られた人たちのものだなんて先進国として恥ずかしい

 

そうした思いとスキルを掛け合わせることで、マイノリティ(少数派・弱者)とされる人達の力になれるのではと思うようになりました。

 

そんな理由から、この忙しい日々の中でキャリアコンサルトになろうと決心した私は「やっぱり本気のアホ」なのかもしれません。

キャリアコンサルタントへの道のり|ひとり親にはエベレスト登山にチャレンジするようなもの

キャリアコンサルタントの道のりは遠く長く、まるでエベレスト登山にチャレンジするかのよう…。

 

何が大変なのかまとめてお伝えしたいと思います。

  • 費用が高い
  • 国家試験を受けるまでの受講講座が並み半端でなく大変
  • 国家試験がある

 

費用が高い

キャリアコンサルタントになるには費用が高い…

 

キャリアコンサルタントになるには

  1. 【受講(数か月)】を達成
  2. 【国家試験(2日間)】に合格
  3. 【登録(有料)】

しなければなりません。

 

この3つ合計すると40万円~60万円程度に上るのではと思います。

 

①のキャリアコンサルタントになるまでの受講に一番費用がかかり、受講機関によりますが20万円~40万円程度となります。雇用保険法による「専門実践教育訓練給付金」や「教育訓練給付金」にて、教育訓練施設に支払った費用の最大で70%を支給して貰える制度がありますもありますが、個人事業主の私にはこれが適用外でした。

 

しかし…ひとり親を助ける「母子家庭等自立支援給付金事業」という輝かしい制度があります。

 

厚生労働省が定めた、母子家庭の母又は父子家庭の父の経済的な自立を支援するため、自治体と協力して就業支援に取り組んでいるものです。各都道府県・市・自治体において設置も制度も異なります。

※私の在住する自治体では…
厚生労働省指定の教育訓練を受講する際に受講料の60%を助成されます。(上限20万円。下限12千円。)受講申請前、合格後の支給となります。

というわけで、私も合格することで半額近いお金が帰ってくるということです。市役所で「どうしても、キャリアコンサルタントになりたいんです!」と熱弁し、無理はありましたが受けてくださった自治体には感謝しかありません。

 

私が個人で余るほどに稼げるようになったら、絶対に市に還元していこうと思っています。繰り返しますが合格しないと、助成されないために絶対合格を目指したいと思います。

国家試験を受けるまでの受講講座が並み半端でなく大変

キャリアコンサルタントの国家試験を受けるための受験要件が、次のいずれかの要件を満たす必要があります。

  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者

参考:厚生労働省>キャリアコンサルタントになりたい方へより

 

私は「3年以上の実務経験」などないので、厚生労働省が認定する講習の課程を修了する必要があります。この講習時間が、140~155時間あり…ワーキングマザーにとっては尋常ではない時間の奪われ具合です。

 

私が通信受講している「ヒューマンアカデミー」のキャリアコンサルタント養成講座では、以下のような学習内容です。

  • 10日間の通学(現在はコロナ禍で、1日約8時間の座学や実践をzoomで行っています)
  • 自宅でこなす課題と提出物が山のよう

 

大変ですが、受講内容はためになることばかりで、お世辞抜きに面白いです。しかし「大黒柱役」「障害児2人の世話役」「働く役」を一人でこなす私には、キャリコンの受講による時間の追い詰められ具合は苦行です…。

 

国家試験がある

上述した受講(試験も通過が必要)を経て、国家試験の受験資格を得ることが出来ます。

 

国家試験は、学科試験と実技試験(論述試験と面接試験)が2日に渡って行われます。まだ、講習すら終わってないのに不安でなりません。

 

試験が不安というのもありますが、生活や仕事・育児と並行して頑張れるかどうか…やるしかないのだけれど、不安ですよ。40代だし、覚えも悪いし、体力的にも無理できない。労わりながら頑張るって最強に難しいのです。

「キャリアコンサルタント」の講座受講が始まって改めて気が付いたこと

キャリアコンサルタントの受講が始まって、改めて気が付いたことがあり「私は多くの人に助けられながら生きている」ということ。

 

【自治体に感謝】
「母子家庭等自立支援給付金事業」も、実は適用になるかならないかのギリギリのラインでした。しかし、私の熱弁によって特別にということで許可してもらうことが出来た。

 

【子ども達の支援者に感謝】
ひとり親×障害児2人育児の私が受講を完了させるためには、、子ども達を見てくれる人達がいなければ暮らしが成り立ちません。いつも我が子達、嫌我が家全体をサポートしてくださる支援者の方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

【ヒューマンアカデミーのスタッフ・講師陣に感謝】
10日間の通学についてコロナ禍によりzoomで行われているとはいえ、毎回80分以上の遅刻・早退があると欠席とみなされます。出席率も8割に満たない場合は講座受講完了したとはみなされなくなり国家試験の受験資格が貰えません。

 

障害児2人を育てる私には、朝9時半から夕方18時半までの受講を全部受けるのは無理なのです。子ども達を18時半まで見てくれるところはなく、そのことをヒューマンアカデミーの方々に相談すると80分の遅刻(17時10分)までの受講が可能な私の都合に合わせた曜日の受講先を必死で探してくださいました。(…という訳で地方住まいの私は何故か、新宿校の方々と一緒に授業を受けています)

 

兎にも角にも、多くの方々の力を借りて受講をしているわけです。切羽詰まった毎日ですが、多くの人たちの力を借りながら生きていることに改めて気が付くことが出来、感謝しかないなと思えるようになりました。

 

…そんなこんなで、私はキャリアコンサルタントを目指しています。

 

「自分らしく生きる」「自分らしく働く」「夢を描く」というキャリアを、一部の限られた人たちだけでなく、マイノリティ(少数派・弱者)とされる人達にも平等に与えられるように導ける人を目指して頑張ります!怠け者の私を応援してください!

 

今日はここまで!

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